「CHZZK」が順調な滑り出し…20万人のユーザーを確保しながらafreecaTVと二強対決に
「CHZZK」が順調な滑り出し…20万人のユーザーを確保しながらafreecaTVと二強対決に
- 「CHZZK」ベータ版のリリース初日、ユーザー数26万人を突破
- Twitch撤退による市場の地殻変動…「1~2年以内にafreecaTVにとって脅威の存在になる」と予想
NAVER(ネイバー{223,000ウォン 0.00%})がリリースしたゲームストリーミング(中継)プラットフォーム「CHZZK(チジク)」が、順調な滑り出しを見せている。ベータ版にもかかわらず、初日だけで26万人が利用し、ストリーミング市場の強力なプレーヤーとして浮上した。その後も20万人のユーザー数を維持しているCHZZKが、韓国からの撤退を予告したTwitch(ツイッチ)の市場ポジションを取って代わり、afreecaTV(アフリカTV{85,800ウォン ▼1,200 -1.38%})と二強対決になるかが注目されている。
27日、Mobile index(モバイルインデックス)によると、CHZZKのサービス初日である19日のDAU(デイリーアクティブユーザー数)は26万人で、同日の他プラットフォーム「Twitch(73万人)・afreecaTV(61万人)」の約40%水準に達した。DAUは1日の間にサービスを利用したユーザー数を意味する。1人が複数回サービスを利用しても1人としてカウントされる。
CHZZKがリリースされると、TwitchとafreecaTVのユーザー数は減少傾向に転じた。今月21日のTwitchのDAUは68万人で、集計から29日で70万人を下回った。同日、afreecaTVのDAUも22日目に60万人を下回った。ただし、連休期間である23日からは持ち直し、従来のDAU(Twitchは70万人台、afreecaTVは60万人台)を回復した。
CHZZKは今月20日にDAUがピークに達した後、ユーザー数が若干減少したが、現在ベータテスト期間であることを考慮すると、20万人台を維持しているだけでも順調と評価されている。業界関係者は、「CHZZKリリース後の1週間は、大きなエラーや運営の支障なく順調で、ユーザーのフィードバックもすぐに反映し、サービスを改善している」とし、「まだサービスが完成段階ではないため、ストリーマーたちの間では『正式リリース後に利用したい』という意見が多い」と話した。
実際、NAVERは利用者の意見をすぐに反映してサービスの完成度を高めている。一部のチャットが表示されずに消えたり、フォントの問題でチャットが読みにくくなるという指摘を受け入れ、迅速なアップデートにより問題を解決した。ただし、放送カテゴリー選択・検索の機能がない点や、ライトモードとタグ検索機能が使用できない点などは解決すべき課題だ。
来年のCHZZKの正式リリース後、ストリーミングプラットフォーム市場では大きな地殻変動が起こることが予想されている。業界1位のTwitchが来年2月に韓国から事業撤退を予告したからだ。一時はafreecaTVの市場独占が予想されたが、NAVERの資本力とプラットフォームのパワーなどを考慮すると、CHZZKは今後1~2年以内にafreecaTVにとって脅威の存在になるといわれている。
そのため、afreecaTVも対抗策を準備している。最近Twitchアカウントで自社プラットフォームにログインする機能を追加し、来年1月末までにアカウントをTwitchから自社サービスに切り替えたストリーマーに対して、Twitchの放送時間を最大400時間までafreecaTVでも認めることにした。ベストBJの応募条件(500時間)のハードルを下げたのだ。また、afreecaTVは来年3月にプラットフォーム名を「SOOP(スープ){仮称}」に、社名を「SOOP KOREA」に変えてイメージを一新する計画だ。
業界関係者は、「afreecaTVは既存のストリーミングプラットフォームの強みを活用し、Twitchのストリーマーとユーザーをうまく吸収して運営効率を向上させる戦略が必要だ」としながらも、「NAVERの強力なブランドパワーとプラットフォームインフラを考慮すると、NAVERはTwitchより大きな競争相手に成長するだろう」と付け加えた。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023122714342177437
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