NAVERのコマースソリューションマーケットで共に笑った技術スタートアップ各社

NAVER（ネイバー）の「コマースソリューションマーケット」に3rd party（サードパーティー）開発者のソリューションの参入が加速し、技術ソリューション市場内のNAVERと技術連合群間の成長共有体制が活発に稼働している様子だ。

昨年1月にベータオープンし、今年初めから正式にサービスを開始したNAVERのコマースソリューションマーケットは、スマートストアやブランドストアの販売者に商品ソーシングや管理からマーケティング、販売、顧客管理に至るまで、事業運営に必要な技術ソリューションを集めて提供している。AIをはじめとする様々な先端技術へのアクセス性を下げることで、現在約10万のスマートストアがオンラインビジネス運営に必要なソリューションを多様に活用している。

現在、NAVERのコマースソリューションマーケットには計49個のソリューションが登録されており、このうち外部開発会社のソリューションは32個で全体の65%を占めている。NAVERはコマースソリューションマーケット内の開発者専用スペースでオープンAPIを提供し、企業型アクセラレータD2SFとの連携を通じて投資と成長のための支援も強化している。

NAVERによると、売上上位10個のソリューションの直近2ヶ月間（5~6月）の売上は、直前の同期間と比較して約45%成長した。特に、スマートストアの販売者たちがD2C拡大戦略のために専門性と効率性を兼ね備えたソリューションを多様に求めており、コマースソリューションマーケットが外部スタートアップに新たな成長の場になっているとの指摘だ。

代表的に、AIで映像を自動で作ってくれる「Pion Corporation（パイオンコーポレーション）」の「VCAT.AI（ヴィキャットエイアイ）」は、メディア制作に慣れていない販売者が商品のURLを入れるだけでショートフォーム映像や画像制作が簡単にできるよう支援するソリューションで、開始1ヶ月でコマースソリューションマーケットを通じソリューションの加入者と売上が3倍以上に成長した。Pion Corporationの関係者は「コマースソリューションマーケットには潜在顧客が密集しており、ソリューションの広報効果が高いだけでなく、加入顧客のアクティブユーザーへの転換率が非常に高い」と話した。

技術スタートアップの斬新なアイデアと技術力がSEMの技術活用につながり、技術スタートアップは顧客を確保し、SEMは事業の生産性や売上向上に役立つという好循環効果も確認されている。実際、あるファッション雑貨のスマートストアの場合、デザイン専門の人材なしに店舗を運営しているにもかかわらず、前出のソリューションだけを活用してショートフォーム動画を制作・登録した後、売上が5~6倍以上増加した。

NAVER Clova（ネイバークローバ）のテキスト分析技術を活用して開発した「Uneedcomms（ユニードコムズ）」の「レビュー露出AIマネージャー」もやはり販売者の運営効率向上に役立っている。優れたレビューを商品マーケティングに活用できるよう、レビュー分析、バナーデザイン、更新作業を自動化するソリューションを提供することで、直近2ヶ月間でソリューションの売上高が5倍近く成長したことが確認された。

Uneedcommsの関係者は「NAVERのコマースソリューションマーケットとの協業を通じて、顧客誘致活動とソリューションに対するフィードバックを受けることができ、高度化した技術研究とビジネス成長にも大きな助けになっている」と話した。

NAVERのチョン・ミン責任リーダーは「技術力が高いスタートアップがコマースソリューションマーケットを通じて成長し、これを通じて事業規模が小さく、ITの専門人材がいない小規模SMEも簡単にAIや高度化した先端技術にアクセスすることで、技術エコシステム内で同伴成長する成果が確認されている」とし、「年内に70あまりの外部ソリューションの加入を目標に技術スタートアップとの協力を強化してソリューションラインナップを多様化し、成長共有エコシステムもさらに広げていきたい」と話した。

原文：https://platum.kr/archives/210579