インタビュー

「10分で届いたらうれしいもの」を追求する|Coupang Japan

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 Coupang Japan 合同会社(クーパン・ジャパン)

2010年に設立され、韓国最大手のECサイトであるCoupang (クーパン)。韓国内では注文した翌日に商品が届く「ロケット配送」が人気を集めている。日本には2021年に進出し、品川区、目黒区を中心に食品や日用品のデリバリー配達サービスを提供している。


Coupang Japanのゼネラルマネージャーの太田理加さん(写真)、カテゴリーマネージャーの柳文然さんにKORITがインタビューをしました。


クーパンはどのような会社で、どのようなサービスを提供していますか?

太田さん クーパンは韓国で2010年に設立された韓国最大手のEコマース企業です。韓国では食品をはじめ、衣類、日用品など数多くの品物をネットで注文することができ、最短翌日に自宅に届くというサービスを提供しています。韓国の人口の40%以上が3ヶ月以内にクーパンを利用したというデータがあり、韓国内では生活に浸透しているサービスです。

日本には2021年6月に進出しました。日本においては、時間がないけれど「良いもの」が欲しいと感じる、忙しいファミリー世帯に支持されるように「最短10分で良質な食材や日用品をお届け」するサービスとして展開しています。現在は、品川区・目黒区全域、大田区・港区・渋谷区の1部のエリアで利用が可能です。


―サービスの特徴や強みはなんでしょうか?

太田さん クーパンの強みは4つあります。1つ目として、クーパンは「Wow The Customer」をミッションにしており、お客様に「Wow!」と言っていただけるようなサービスを提供していきたいと思っています。お客様に「クーパンなしでどうやって生活していたんだっけ」と思ってもらえることを目指しています。例えば、クーパンの現在の目玉商品に「卵10個で98円」というものがあります。安いだけではなく、品質も良いものです。「Wow!」という体験と共にとても好評をいただいています。

2つ目は「価格」です。ネットスーパーは送料もあって品物も高いのでは?という印象を持っている方もいらっしゃると思いますが、クーパンの場合、2,000円以上の購入で送料無料になり、それ以外の手数料はありません。また、商品の値段もオフラインのスーパーと同じ価格帯で提供しています。

3つ目は「高品質」。直接品物を見て買えないので、「お肉の脂身が多かったらどうしよう」、「野菜はしなしなになっていないかな」など不安があると思います。クーパンは、生鮮食品の鮮度にこだわっており、新鮮じゃないと判断された場合は、返品・交換を行う「鮮度補償」を行っています。

また、野菜・果物については大田市場から直接買っているので、市場からお客様のお手元に届くまで素手で触れられることがありません。スーパーのように誰が触ったか分からない品物を買う必要はありません。

4つ目は、「幅広い品揃え」です。常時5,000種類の商品を確保しており、品物の種類は普段の生活に欠かせないお肉や野菜などの食材や日用品をはじめ、オーガニック食品のカテゴリーを作るなどお客様に喜んでもらえるようなユニークな品物を取り入れています。



―ユニークな品物についてさらに詳しく教えてください。

太田さん 例えば、クーパンのカテゴリーには「ダイソー」や「高島屋」があります。ダイソーの品物はクーパンで注文しても110円です。また、急に訪問先へのおみやげが必要になった時、デパートまで行かなくても高島屋の商品を最短10分で受け取ることができるのでお客様から人気のあるカテゴリーの一つです。

「ローカルマルシェ」というカテゴリーでは、配達エリア内のパン屋さんやお弁当屋さんなどのローカル店舗商品も取り扱っています。

柳さん クーパンが韓国のサービスであることも理由ですが、現在日本において韓国の文化や食品、美容はブームを超えて定着しつつありますよね。そういったニーズにも応えて「韓国コレクション」というカテゴリーを用意しています。

食材ですと、韓国海苔や辛ラーメン、キムチ、スナック菓子のハニーバターチップなどが常に人気がありますね。また最近加わったソウル牛乳は、日本にいる韓国人のマムカフェ(お母さん同士のコミュニティ)などで「クーパンで日本でもソウル牛乳を購入できる」ということが話題となり、すごいスピードで出荷数が伸びています。また、食品以外では「韓国コスメ」のカテゴリーもあり、フェイスマスクはよく購入されている商品の1つです。

クーパンのユーザーの中には、韓国コレクションを目当てに、新商品をチェックしているファンの方がいらっしゃいます。常にお客様のニーズをくみ取りながら、これからもどんどん韓国商品を拡充していく予定です。


―日本の市場をどのように見ていますか?韓国との違いは?

太田さん 韓国ではネットで食材や日用品を購入するという文化自体が根づいていて、弊社社員の家族で韓国にいる方の話では、「10年くらいス―パーに行っていない」というのです。

日本はまだそこまでではないですが、共働き世代の増加や、昨今の新型コロナウイルスの流行によってネットスーパーの需要も高まっているので、日本にも同様にネットで日々の買い物をする文化が根づいていくと思っています。


―最後に伝えたいことはありますか。

太田さん 日本に進出してからまだ1年と少しです。今あるサービスを磨いていくということが大事なことだと思っています。たくさんの方に「Wow!」と言っていただけるようにこれからもサービスを展開していきたいです。

「お客様が10分で届いたら嬉しいものはなんだろう?」ということを常に考えてサービスを作っています。そうやって、お客様にとって良いサービスを生み出していけば、自ずと利用されるサービスになっていくと信じています。

毎日の買い物の時間をクーパンで短縮して、お子さまとの時間を大切にしたり、仕事に励んだり、リラックスできる時間を作っていただければと思っています。これからも皆さんが抱える悩みをクーパンが解決していきたいです。


 Coupang Japan 合同会社

会社HP:https://aboutcoupang.jp/

クーパンアプリダウンロード:https://app.adjust.com/363801e


/media/KORIT編集部
記事を書いた人
KORIT編集部

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