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世界21ヶ国のスタートアップで構成された「COMEUP Stars」150社確定

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世界21ヶ国のスタートアップで構成された「COMEUP Stars」150社確定

グローバルスタートアップフェスティバルCOMEUP(カムアップ)の代表スタートアップを選定する「COMEUP Stars(カムアップスターズ)2023」参加スタートアップが確定した。

COMEUP Starsは、COMEUPが毎年発表する、革新性と成長可能性の高い有望なスタートアップだ。今年はアカデミーリーグ30社と「COMEUP 100」という名前のルーキーリーグ100社を選抜、ロケットリーグは20社を招待し、過去最大規模の150社を選定した。先に行われた募集には、世界53カ国から960社が応募した。

選抜対象のルーキー・アカデミーリーグ130社は、6月の一ヶ月間、専門評価委員の書類およびインタビュー評価、諮問委員会の審査を経た結果、合計21ヶ国のスタートアップが最終名簿に名を連ねた。国内外のVC/AC、創業支援機関、大企業、ユニコーンスタートアップなど、111名の多様なエコシステム関係者が評価委員として参加した。評価項目は、製品およびサービスの市場性と革新性、スタートアップの成長性などから構成され、ルーキーリーグは市場性、アカデミーリーグは革新性と成長性の項目に、より高い比重を置いた。

ルーキーリーグは、累積資金調達額10億ウォン(約1億1000万円)未満の国内外の様々な初期スタートアップを選抜した。韓国からは、グリーンエネルギーを活用した移動型バッテリーソリューションの「Mobi(モビ)」、AIベースのコマース画像生成および最適化ソリューションの「Draph(ドラプ)」など70社が選ばれた。海外からは、スロバキアのAIベースの開発者マッチングプラットフォーム「Nordics.io(ノルディックスアイオー)」 ブルーカラー労働者対象のHRソリューションを提供するスペインの「Tradler(トレイドラー)」など30社が優秀な評価を受け、米国・カナダなど北米圏はもちろん、スペイン・ノルウェー・ポーランド・イギリス・イタリア・ルーマニア・ルクセンブルク・スロバキア・メキシコ・ガーナ・ナイジェリア・エジプト・アラブ首長国連邦・インド・インドネシア・シンガポール・タイ・香港などヨーロッパと南米、アフリカ、中東、アジアまで、全世界のスタートアップが含まれた。

業種別では、SW分野が17社で最も高い割合を示し、ヘルスケア&バイオが16社で続いた。この他にも、コマース&ショッピング、エネルギー&持続可能性、広告&マーケティングなど、様々な分野で頭角を現しているスタートアップが選ばれた。

アカデミーリーグは、国内外の大学所属の予備創業者または極初期のスタートアップのうち、韓国21社、海外9社を選定した。韓国は、ソウル大学に在籍しているスタートアップが5社で最も多く、延世(ヨンセ)大学(3社)、KAIST(カイスト、2社)、高麗(コリョ)大学・成均館(ソンギュングァン)大学・全南(チョンナム)大学・浦項(ポハン)工科大学(1社)など、全国有数の大学から創業の夢を育むスタートアップが選ばれた。海外からもMIT(米国)、ウォータールー大学(カナダ)、インペリアルカレッジ・ロンドン(英国)、デリー工科大学(インド)、国立シンガポール大学(シンガポール)などから優れた能力を持つ企業が選ばれた。

韓国からは、インデックスAI基盤のデジタル画像アシスタント「SmoreTalk(スモアトーク)」(KAIST)、生分解性ヘッド交換型歯ブラシメーカー「リシオ」(延世大学)、海外からは、デジタル基盤の農業ソリューションのインドのスタートアップ「Farmology」(ファーモロジー、IIT Kanpur)、太陽エネルギーを活用したストーブ開発でアフリカの環境問題を解決する「Everlasting Technology」(エバーラスティングテクノロジー、コルゲート大学)などが高評価を受けた。大学だけでなく、韓国デジタルメディア高校に在学中の高校生と大学生が共同創業者として立ち上げた、ハングルベースのコーディング教育スタートアップ「ホランEdu」(延世大学)も含まれていた。

ロケットリーグは、最上位投資会社で構成されたCOMEUP公式ハウスの推薦により、20社を選定した。先輩起業家として、インサイトとグローバル進出のノウハウを共有するシリーズA、Bのスタートアップを厳選した。185億ウォン(約20億円)のシリーズA投資を受けた廃棄物処理および原料再生企業「LD Carbon(エルディーカーボン)」、シリーズBで累積調達額158億ウォン(約17億円)を達成した釜山のB2B食材流通プラットフォーム企業「Foodpang(フードパング)」、CES 2023でCES革新賞を受賞した一体型水素充電装備製造スタートアップ「BTE(ビーティーイー)」、AI画像認識技術と自律飛行ドローンを組み合わせた探知ソリューションで、ウクライナの地雷原探査が予定されている「ViewMagine(ビューマージン)」などが含まれた。

COMEUP Starsに選ばれたルーキーリーグとアカデミーリーグは、7月10日にオリエンテーションに参加し、公式ハウスとのチームマッチングを始め、本格的なアクセラレーションに入る。特に「COMEUP100」として運営されるルーキーリーグは、公式ハウスのメンタリングをもとに、8月18日の予選ピッチに参加し、11月の本戦に向けての競争に突入する。予選を通過した40チームだけが「COMEUP 40」という名前で本選進出が可能で、接戦になることが予想される。

COMEUP主管機関であるKorea Startup Forum(コリアスタートアップフォーラム)のチェ・ソンジン代表は、「COMEUP Starsの選考に協力してくれた多くの投資家やエコシステム関係者の皆様に感謝する」とし、「COMEUP Stars出身のスタートアップが、グローバル市場で持続的な成果を出しているだけに、今年も責任感を持ち、可能性を持った初期スタートアップの発掘と育成に最善を尽くす」と述べた。

一方、COMEUP 2023は、11月8から10日の3日間、東大門デザインプラザ(DDP)で開催される。

原文:https://platum.kr/archives/209859



/media/Platum
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Platum

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