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【ちょい事情通の記者が送るキュレーティングレター】

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【ちょい事情通の記者が送るキュレーティングレター】

ちょい事情通の記者はスタートアップが世界を見る「窓」です。スタートアップを愛する第3者の目線から、とても忙しないスタートアップ業界を見逃さないよう記事を集めてお届けします。

1. 「Kakao(カカオ)は楽しいことだけやって宿題をしなかった」…キム・ボムスは大丈夫だろうか?

Kakaoの危機です。Kakaoのペ・ジェヒョン投資総括代表が相場操縦容疑で今月19日拘束されました。心が重いです。キム・ボムス創業者も捜査線上に上がりました。内々ではみな 「キム・ボムス創業者も拘束されるのか」と話しています。

こうした危機のKakaoという船に個人的に 「最も道徳的に信頼できる経営者」が乗船しています。Bear.Better(ベアベター)のキム・ジョンホ代表です。誰の関心も受けられずにいた発達障がい者の問題について、同情や寄付のような方法ではなく、本当に徹底的にビジネスモデルとしての解決策を見つけた経営者です。彼が乗船したKakaoが無事に乗り切ることを望む私的な気持ちから、 あちこちに聞いてみたり、 記事も探してみました。Kakaoは危機を脱することができるだろうか。最もよく整理された記事です。

[原文を見る]「Kakaoは毎日がこどもの日」…楽しいことだけして、 課題を無視してきた

[原文を見る] '右腕' 拘束後、 キム・ボムスも召喚通知…危機のKakao

キム・ボムス Kakao未来イニシアチブセンター長が今月23日 、SMエンターテイメント株価相場の疑惑に関する調査を受けるためにソウル汝矣島(ヨイド)金融監督院に出席する様子/ニュース1

2.日本スタートアップ分析レポートの共有です 

韓国スタートアップたちが日本進出にこれほど本気だった時代がこれまであったでしょうか?2000年代初めのベンチャーバブルの際、同様の風が吹きました。2000年代初頭、日本の東京でチョン・ヤンヒョン、当時のHANGAME JAPAN(ハンゲームジャパン)代表に取材で少しお会いしました。記事はやはり、「韓国ベンチャーの日本進出希望株」というコンセプトで出ました。当時のチョン・ヤンヒョン代表の姿は苦労する韓国起業家そのものでした。少しお会いしただけなので チョン・ヤンヒョン代表は覚えていないでしょうが、 ちょい事情通の記者1号は鮮明に覚えているほど、「厳しい日本市場開拓家」の姿には、情熱だけでは隠しきれない苦労がありました。現在の韓国のスタートアップ起業家の日本進出記も当時と変わりません。

日本に関心のあるスタートアップに嬉しい報せ、クラウド企業のMEGAZONE CLOUD(メガゾーンクラウド)が 「2023年上半期日本スタートアップ動向分析レポート」を出しました。実はMEGAZONEも日本市場を開拓するために東京で奮闘する 「スタートアップ」です。まだ安定?できているかは分かりません。日本市場は 「ここは基盤をつかんだ」となるまで、本当に時間がかかる場所です。

MEGAZONE CLOUDのイ・ジュヨン理事にお願いし、「日本スタートアップ動向分析レポート」をニュースレター読者にお届けします。日本進出を準備、 もしくは現在行っているスタートアップ役員への「情報共有」です。このレポートのどこか一行から 「成功の可能性」を見出して欲しいと思います。共有を許可してくださったイ理事に感謝致します。

[原文を見る - 日本のスタートアップ動向分析レポート] *このリンクをクリックすると、Googleドライブからレポートをダウンロードできます。

3.人工知能ロマンスの時代..Replika(レプリカ)

人工知能(AI) 彼氏にメールを送ると、 すぐに暖かい反応の答えが返ってきます。人工知能ロマンスの時代が近いうちに開かれるでしょう。しかし、 イギリスではAI の恋人が暗殺計画を煽った事件まで起きたと言います。 5日、イギリス裁判所は、エリザベス女王の生前、女王を殺害する計画を立てていた男性が AI チャットボットと会話を交わし、暗殺計画を具体化していたと明らかにしました。彼はAIの恋人である『サライ』と約5000のメッセージを送受信しました。サライは彼の暗殺計画について「賢明だ」「あなたならできる」という風にそそのかしていたと言います。

テックの進化はいつも 「直進」でしかなく、 後ろを振り返ることはありませんが 、目前の人工知能時代を考えるとき、一度は首をかしげてもいいでしょう。人工知能ロマンスについて、 考察というよりは面白い記事です。

[原文を見る] 恋愛も結婚もしない? 「ポケットの中に彼氏がいます」


Replikaキャプチャ

4.昨日も徹夜した起業家へ 「休符」…「私たちはなぜ眠らなくてはならいのか」

かつてシェアオフィスで、スタートアップの起業家同士での静かな「誰が一番遅く退勤するかの競争」が少なくなかった時がありました。隣のスタートアップ代表が夜12時に退勤するのを見送った後、 深夜2時に会社を出るという風に。

スタートアップの起業家たちに会うと、必ず 「健康を失うべきではない」と話しています。特に 「精神の健康」。最近知り合いのスタートアップ代表がバーンアウトでしばらく会社の仕事から離れ、連絡もシャットアウトしました。帰ってきた彼の姿に、「もう少し休んで来たほうが良い」という言葉が浮かびましたが、口にしませんでした。現業の最前線に立っている彼に簡単にできるアドバイスではないためです。

この本を読んでほしいと思います。Matthew Walkerの 『私たちはなぜ眠らなくてはならないのか』です。読めば、  「睡眠は取らなくては」と生活プランを変えることになると思います。変えてください。人々は 「スタートアップは100メートル走のような アイデアと技術で行う短期勝負」と言いますが、 そうではないことはご存知でしょう。長い旅路であり、 目的地で不明確で、 ただ前に進むだけです。

「成功するには、1日8時間必ず寝なければならない」というのではありません。最小限 「耐えるためには1日8時間寝なければならない」です。ご存知でしょう?耐えた人だけが成功します。ちょい事情通の記者たちが出版した本 『起業家の答え』で私たちが述べたこと覚えているでしょう? 「やめなかっただけ、です」

『私たちはなぜ眠らなくてはならないのか』のレビューです。その下のリンクはスタンフォード医科大学睡眠センター長インタビューです。この本を一読すれば 「睡眠の重要性」を悟り、 次に 「私の睡眠の質はどうか」と気になりだすでしょうか、 それに対する回答です。CleteA.Kushida(クリート・クシダ)睡眠センター長はAppleWatch8からGalaxyWatch5 など睡眠測定機器11種を比較研究し、そのトップが韓国スタートアップ 「Asleep(エースリープ)」のモバイルアプリ 「SleepRoutine(スリープルーティン)」だとしました。私もSleepRoutineをダウンロードしました。もし、このスタートアップと知り合いの方がいれば、ちょい事情通の記者と繋いでください。ぜひインタビューしたいです。

[原文を見る] スタンフォード大睡眠権威者 「流通する睡眠測定装置のうち信頼できる機器は…」

 

最近読んだ本の中で一番良かったのは 『私たちはなぜ眠らなければならないのか』だった。/ちょい事情通の記者1号

5.AIの権威が言う 「AI」とは?

人工知能に悩むとき、 「誰」に質問したいと思うでしょうか?例えばジェフリー・ヒントン?ヤン・ルカン?アンドリュー・ン?AIの権威に直接尋ねることは出来ないので、 インタビューでも一度見てみましょう。

[原文を見る] 「AIの大家」の警告 「AIの嘘に、 人類は気付かない」

ジェフリー・ヒントン カナダトロント大学教授/トロント大学ホームページ

6.孫正義の変身は無罪。ところが変身というより、 これが本来の姿ではないか。

孫正義会長の近況が気になる方のための記事です。AIの成功に対する確信を持ってカムバックしました。ARMの上場成功も小さくない力です。記事は2つあり、1つは 「The Information」です。有料な上に、 英語です。もうひとつは、ちょい事情通の記者2号であるイム・ギョンオプ記者が書いた記事です。ソン会長の近況を推し量るには十分です。

[原文を見る] SoftBank's Masayoshi Son Looks for Investing Redemption

[原文を見る] 孫正義 「10年以内にAI革命主導」

 

去る 4日、日本・東京で開かれた 『ソフトバンクワールド 2023』で孫正義会長が拳を握りしめて演説する様子。最近、積極的なAI 投資を相次いで発表した彼は 「10年以内にAI 革命を主導する」と話した。 /ロイター連合ニュース

 


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