【そのとき投資】One Pointの雇用革新、優秀な専門家を必要なだけ使ってください!

MashUp Angels（マッシュアップエンジェルス）ト・ゴンヒ審査役

良い社員を採用することに優れている企業があるだろうか？どんなに素晴らしい企業でも採用は決して簡単なことではなく、ましてや初期のスタートアップが経験する困難は言うまでもないだろう。多くの初期スタートアップは、良いスタッフ、特にスキルを持った経験者を確保するのが難しいが、その理由は大きく2つあると思っている。まず、彼らは初期のスタートアップに来ようとしない。雇用の安定性、キャリア、待遇など多くのリスクを負わなければならないため、簡単に転職を決めることができない。このようなリスク要素に対する報酬は金銭的な報酬になるしかないが、初期スタートアップはそれだけの給与を支払う余裕がないというのが第二の理由である。

こうした問題を解決するための現実的な選択肢として、フリーランスを雇うという方法がある。フリーランス市場は過去数年間、着実に成長してきていたが、コロナパンデミックが需要と供給の両方を爆発的に増加させる契機となった。多くの産業でデジタル転換が行われ、デジタル人材の需要が増加し、同時に大きな景気変動に備えて固定費の削減が必要となり、自然とフリーランスの需要が増加した。では、供給はどうだろうか？誰もが知っているように、コロナでリモート勤務環境と柔軟な勤務時間が一つのトレンドになった。また、労働可能人口が絶対的に不足し、高度な人材の数も限られているため、労働者に力がある時代となり、副業からフルタイムまで多くのフリーランスが生まれている。

市場の成長とともに、フリーランスのマッチングプラットフォームが自然に生まれてきた。多くの企業が特定の業務ではこのような既存のサービスを使っているが、マーケティング、S/W開発のような企業経営の主要な職務を任せるには専門家のクオリティを十分に信頼できないという不安がある。「Right（ライト）」はこのような問題を解決するために、独自の専門家検証プロセスに基づいて企業が信頼できるプレミアムフリーランスプラットフォームを作っているHRテックスタートアップである。

Rightチームメンバー集合写真 /Right提供

トップティアフリーランスマッチングプラットフォーム「One Point（ワンポイント）」

Rightが運営する「One Point」は、業界上位10％のマーケターを短期またはパートタイムで雇用できるサービスだ。正社員としては確保が難しいトップクラスの人材と共に働くことができ、週5時間から40時間まで必要な時間だけ専門家を雇うことができるのがOne Pointのメリットである。One Pointは他のプラットフォームに比べて専門家の審査を徹底していることで有名であり、書類審査・能力テスト・深層インタビューの3段階のプロセスをすべて通過しなければ専門家プールに登録できないシステムである。また、検証精度を高めるために、従来マニュアルで行われていた専門家検証プロセスを補助するためのディープラーニング基盤の検証自動化ソリューションも研究開発中で、最近、中小企業部の技術創業支援プログラムTIPSに選定され、その可能性が認められた。現在、One Pointを継続的に利用する顧客の割合(翌月再契約率)が90%に達するほどサービス満足度が非常に高く、これはOne Pointの専門家のレベル管理へのこだわりの結果である。必要なだけ専門家を活用できる点も良い。初期段階の企業は企業規模の特性上、すべての職務でフルタイムを必要としない場合や、特定の目標のために短期的なプロジェクト性の業務をしなければならない場合が多く、そのような場合、One Pointが合理的な代替手段になる。

インテリアサービス革新スタートアップ「Apartmentary（アパートメンタリー）」もOne Pointの主要顧客だ。Apartmentaryは、One Pointでパフォーマンスマーケター、広告企画者、コンテンツデザイナーまで様々な職種の専門家を活用している。全体的な戦略の方向性は内部で策定できるが、これを実際に実装することは難しく、One Pointでマッチングした専門家は、パフォーマンスが優れているだけでなく、従来の方法とは異なる新しいアプローチを導入するのに役立つというのがApartmentaryの説明だ。韓国ナンバーワンサラダフランチャイズ「SALADY（サラディー）」の場合、短期プロジェクトのディレクションを目的としてOne Pointの専門家を利用した。最近、SALADYは大規模な広告キャンペーンを実施したが、内部に代理店出身の専門家がいなかったため、代理店を管理し、プロジェクトをリードできる専門家を雇った。SALADY側は、必要な期間だけ専門家を雇用して活用できることをOne Pointのメリットとして挙げ、業界トップクラスの代理店出身者であったため、より満足できたという。急成長しているこの2社に共通するOne Pointのメリットは、「優秀な専門家と、必要な分だけ一緒に働ける」という点に集約される。

One Pointサービスイメージ /One Point提供

Right、働き方・雇用方法を革新する。

Rightの創業メンバーであるチェ・ジュンスン代表とヨン・ジュンヒョン理事は、それぞれ韓国屈指のコンサルティングファームとマーケティングエージェンシーで勤務した経験がある。当時、クライアントとして主に大企業を相手にしていたが、比較的規模の小さい企業は予算の限界でプレミアム外注サービスを利用することが難しいことを残念に思っていたという。このような気持ちがOne Pointの創業につながったが、ある意味、One Pointはトップティアコンサルティングやエージェンシーをパーソナライズしたサービスとも言える。One Pointの既存顧客社のほとんどがシード～プレシリーズA段階のスタートアップだが、興味深いのは、最近、企業規模に関係なく多くの企業が市場状況の余波で雇用柔軟化に対するニーズを高めており、One Pointの顧客の範囲がシリーズC～D段階のスタートアップや大企業まで拡大していることだ。

Rightの究極の目標は、韓国、さらにアジア市場で雇用の柔軟化をリードすることである。アメリカ、ヨーロッパなどの欧米市場は、正社員だけに頼らず、フリーランスを柔軟に活用し、企業の成長を加速させている。Googleのフリーランスと契約社員の割合が全人員の54%で正社員を上回る水準であるのが代表的な例である。フリーランスを適材適所にうまく活用すれば、保有していない専門性を確保でき、市場参入のスピードを上げ、雇用リスクを減らすことができる。韓国企業も安心して外部専門家を雇用できるようにするには、まず信頼できるプラットフォームの構築をしなければならないが、Rightはこれをリードしている。現在はマーケティング業務のみに注力しているが、開発、デザインなどIT領域全般にまで拡大する計画であるため、Rightの今後の活躍がますます期待される。働き方、雇用のあり方を完全に革新したいというRightのビジョンを応援する。

One Pointサービスイメージ /One Point提供