brownbag、「クラウドでコーヒーマシンを管理…コーヒーサブスクリプション市場の強者になる」|Let’s スタートアップ
【#Let’s スタートアップ 】brownbag、「クラウドでコーヒーマシンを管理…コーヒーサブスクリプション市場の強者になる」
「世界初のクラウドコーヒーマシンを作ることで、コーヒー市場全体に革新を起こします」
最近記者と会ったbrownbag(ブラウンバッグ)のソン・ジョンス代表(写真)が明かした抱負である。brownbagは、オフィス向けのコーヒー定期購入サービス「Bliss」と、店舗向けのコーヒー豆販売サイト「Brownbag Coffee」を運営している会社だ。
豆とコーヒーマシンを月額サブスクリプション方式で企業に販売しているBlissは、最近登録している企業顧客数が2,400箇所を越えた。サービス開始後、顧客のサブスクリプション維持率は99%に達している。オフィスでコーヒー専門店と同様の高級コーヒーを飲みたいという職員達の需要を攻略した。
会社が支払う1杯当たりの平均価格は380ウォン(約38円)で、カプセルコーヒーの半分の値段でインスタントコーヒーではない、エスプレッソコーヒーを飲むことができる。
ソン代表は、「国内のコーヒー市場は約15兆ウォン(約1兆5,600億円)、オフィスコーヒー市場は約4兆ウォン(約4,200億円)」とし、「オフィスワーカーが最もコーヒーを飲むのは他でもないオフィスだ」と説明した。Blissは今年100億ウォン(約10億4,000万円)の売上と30億ウォン(約3億1,000万円)以上の営業利益を生み出すと予想されている。
オフィスサブスクリプション市場で地位を確立したbrownbagの次のターゲットは、コーヒーマシン市場だ。brownbagは、同社がサブスクリプションで提供するコーヒーマシンを、テスラのようにクラウドで管理できるモノのインターネット(IoT)デバイスにする予定である。
クラウドコーヒーマシン「Aware(アウェア)」を通じ、オフィスだけでなく、コンビニエンスストアやレストランなどのフランチャイズまで攻略していく計画だ。
ソン代表は、「コーヒーが出されるのを待っている間、iPadサイズの大きな画面からバリスタが教えてくれる以上の情報にアクセスできる」とし、「フランチャイズ本社は、クラウドを介し、本社から顧客に提供したい情報を伝えることができる」と説明した。
本社はクラウドを通じて、すべてのコーヒーマシンの管理状況を確認し、味と品質を同一に維持することができる。バリスタが抽出したコーヒーをデジタル化し、データとして制作しているためだ。ソン代表は、「自動洗浄機能も搭載しており、非対面での管理が可能なため、機械管理のメンテナンスコストも大幅に削減できる」と加えた。
brownbagは昨年初めて30億ウォン(約3億1,000万円)の投資を受け、今年はシリーズA資金調達を計画している。10月から本格的に市場でのAwareの販売を行うためだ。攻撃的な価格に設定することにより、グローバル大企業中心だ員だったコーヒーマシン市場を革新し、家庭用コーヒーマシンまで発売する予定である。
来年には、米ラスベガスで開催されるCESに出席するなど、海外進出も徐々に準備している。
写真:提供brownbag
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