企画記事 2022.04.13

「社会的孤独を減らすAI企業になる」、Mindlogic│#Let's スタートアップ

AI Let’sスタートアップ MIRAKLE LETTER メタバース韓国スタートアップ

【#Let's スタートアップ】Mindlogic（マインドロジック）、「社会的孤独を減らすAI企業になる」

「社会的問題で浮上した「孤独」を解決する企業になります。」

Mindlogicは、2019年に設立された人工知能（AI）企業でユニークな目標を持っている。会社が最終的に解決しようとする問題は他ならぬ「孤独」だ。キム・ヨンウ（写真左）・キム・ジンウク（右）Mindlogic共同代表は創業6ヶ月前からAIチャットボット「仮想男女」を作ってサービスをした。

各ユーザーが設定した理想のタイプによってこれに似たAIを会話相手とするサービスだ。キム・ジンウク代表は「2018年イギリスには『孤独担当長官』が現れ、翌年には世界経済フォーラム(WEF)が選定した人類の3大難題の一つとして『孤独』が選ばれた」とし「そこで孤独を解決するAI開発に着手することとなった」と説明した。

こうした目的で昨年メタバースプラットフォームである「オープンタウン」を発売した。オープンタウンは、ユーザーの言葉や行動を学習し、ユーザーが使用していないときでも、まるで本人のように話して行動できる「AI副キャラクター」の機能を搭載したのが特徴だ。

彼らの主力事業モデルは、企業が運営する「ブランドAI」と、会話中に文脈から導出される広告である。最近では非代替性トークン（NFT）を利用して創作者収益を保全するサービスも披露した。ユーザーが学習させたAIの全体または一部をNFT取引サイトである「Open Sea（オープンシー）」を通じて売買するやり方である。キム・ジンウク代表は「音源に投資して収益を分け合うように、AIの活動による収益を分配してもらうことだ」とし「YouTubeなど他のサービスで活動していたクリエイターを私たちのサービスに誘引するためには短期的な補償が必要だと判断した」と説明した。

AIの差別・嫌悪など問題を防止するための方策もうち出した。単なる悪口と誹謗を感知するレベルを超えて、会話の文脈の中で偏向性の発言まで制裁するということだ。キム・ヨンウ代表は「2019年に会社を初めて設立する時から該当事案に対して徹底的に対応してきた」とし「入力・学習・発話の3段階にわたって不適切な発言を感知して遮断する」と話した。