【10月資金調達現況】韓国スタートアップ:フィンテック分野|月間スタートアップレシピ
この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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フィンテック分野:2022年10月資金調達動向
投資家、利用者の利便性高めた金融サービスに関心
金融デジタル化で遅れをとった金融環境を改善し、利用者の利便性を高めた金融サービスが投資家の関心を惹きつけている。
KOREA CREDIT DATA(韓国信用データ)
350億ウォンの資金調達、ユニコーンに
KOREA CREDIT DATA(韓国信用データ)が350億ウォン(約36億5700万円)の資金調達をし、ユニコーンに上り詰めた。2021年4月と11月に相次いで資金調達をし、当時の企業価値は8,000億ウォン(約836億1,300万円)だったが、今回の投資で企業価値は1.1兆ウォン(約1,149億8,100万円)に高まった。累計投資額は1,600億ウォン(約167億2,400万円)。2017年4月にcash note(キャッシュノート)のサービスを発表後、ポス(POS)、企業間取引食材供給、自営業者・小規模事業主専用コミュニティなどを運営。現在、170万の事業所が利用する中小事業者経営管理ソリューション会社に急成長した。cash noteは、売上高、クレジットカード決済額など、キャッシュフローを把握するのに役立つサービスで、現在、120万を超える事業所に導入されている。小規模事業主向けのビジネスを引き受け、事業を拡大したことがユニコーンに上り詰めるのに大きな役割を果たした。今後、さらに多様なサービスを展開していく計画だ。
Source:スタートアップレシピ
info plus(インフォプラス)
60億ウォンの資金調達、ベトナムでの売り上げは今年120億ウォン超の見通し
ベトナムを拠点とするフィンテックスタートアップinfo plus(インフォプラス)が60億ウォン(約6億2,700万円)の資金を調達した。info plusは2018年に東南アジアに拠点を持つ韓国系銀行に勤務していた銀行員が集まってベトナムで創業し、2020年には韓国法人を設立した。現地の金融会社の金融共同網をデジタル化したほか、金融機関と金融会社、金融会社と顧客をつなぐSaaSソリューション「infoAPI」を開発し、サービスを提供している。ベトナムに進出している韓国の金融会社のほか、ベトナムの地域の金融会社と直接契約を締結することにも成功した。info plusの今年のベトナムでの売上は120億ウォン(約12億5,400万円)を上回る見込み。
Source:スタートアップレシピ
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