「レッドブル味のマッコリ」を作るKフードスタートアップ…Diageoのようなブランドが目標
「レッドブル味のマッコリ」を作るKフードスタートアップ…Diageoのようなブランドが目標
韓国内で、伝統食品(K-food)のブランド化を通じてグローバル市場への進出を試みる動きが活発化する中、スパークリングワインに似たマッコリが登場した。先月、ヤンジェaTセンターでマッコリ協会が主催した第3回大韓民国マッコリエキスポで、韓国F&Bパートナーズ(KFP)が公開した「ナードバジルスパークリング」だ。
KFPはKOREA CREDIT DATA(韓国信用データ)のイ・ソンホ共同創業者が設立したF&B企業だ。酒類ブランド「Nerd Brew(ナードブルワリー)」を運営しており、バジルを配合したマッコリが代表商品だ。新商品は、慶尚北道で栽培されたバジルと炭酸を加えて、マッコリをスパークリングワインのようにアレンジしたものだ。
KFPはこの商品でマッコリエキスポに参加し、準備されていた数量は完売したという。同月、別の酒類博覧会であるBar & Spirits Show(バーアンドスピリッツショー)でも好評を博した。博覧会前に、ソウルの聖水洞(ソンスドン)やThe Hyundai(ザ・ヒュンダイ)百貨店などでポップアップストアを開催し、消費者の反応を調査している。聖水では、エナジードリンクのレッドブルとコラボした「レッドブル・マッコリカクテル」を披露した。
KFPのこのような事業は、伝統的な酒類産業もスタートアップが進出できる領域であり、グローバル展開も可能であることを示す事例といえる。イ・ソンホ氏は、「K-シャンパン」をコンセプトにしたマッコリとレッドブルカクテルについて、「濁酒に対する偏見を打ち破り、伝統と現代の調和を図った。」と説明した。
KFPは、KOREA CREDIT DATAの傘下にあったB2B食材提供会社FOODZIM(プジム)をイ・ソンホ氏が買収し、立ち上げた企業だ。慶尚北道のNerd Brewや慶州の「1936慶州チェリー」など、ローカルブランドを組み合わせて作られた。
イ・ソンホ氏とキム・ヨンジェ代表は、KFPをジョニーウォーカーなどの商品を擁するDiageo(ディアジオ)のように、多様なブランドとストーリーを持つブランドハウスに育てるのが目標だ。
一方、KCDはキム・ドンホ代表とイ・ソンホ氏らが共同で設立し、小規模事業主向けの経営管理ソリューション「cash note(キャッシュノート)」で2022年ユニコーン(企業価値1兆ウォンの非上場企業)の仲間入りを果たしている。
<バジルを直接見て触ることができるNerd Brew(ナードブルワリー)のポップアップストア。KFPのイム・ジュンソンマネージャー(左)とキム・ソンヒデザイナー/写真=KFP>
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024060510152898930
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