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【ちょい事情通の記者が送るキュレーティングレター】

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【ちょい事情通の記者が送るキュレーティングレター】

ちょい事情通の記者はスタートアップが世界を見る「窓」です。スタートアップを愛する第3者の目線から、とても忙しないスタートアップ業界を見逃さないよう記事を集めてお届けします。

1.   Baemin(ベミン、配達の民族) キム・ボンジンの無罪

キム・ボンジンのカムバックは無罪です。Baemin(配達の民族)のように大規模なイグジットを行った起業家が再びスタートアップに戻ってくるのは、誰もが歓迎する画です。Baemin(配達の民族)の起業家キム・ボンジン氏は、特にB2Cビジネスだったこともあり、一般人からの認知度もかなり高い人物です。

キム・ボンジン前議長が作ったgrandeclip(グランデクリップ)が買収したスタートアップは、37億ウォン(約4億円)程の売り上げを出しています。売上が前年(46億ウォン(約5億円))より20%ほど減少しました。 「ファインステイ」と呼ばれる、いわば宿泊業です。ストーリー性のある宿とユーザーをつなぐスタートアップです。

「些細なことを偉大に」というスローガンを掲げるgrandeclipの趣旨に合った会社なのでしょうか。ちょい事情通の記者がSTAYFOLIO(ステイフォリオ)の創業者、イ・サンムク氏と行ったインタビューを見て判断してみましょう。

[原文][STAYFOLIO] アートとプラットフォームの間のどこか、起業家であり建築家のイ・サンムクの悩み

実際、キム議長はすでにあちこちにかなり投資を行っており、また新事業も始めました。今年3月には聖水洞(ソンスドン)にカフェをオープンしました。「New Mix coffee(ニューミックスコーヒー)」という店で、ミックスコーヒーを再解釈した場所です。最近では「着るおもちゃ」という新事業を始めました。

[原文] 「コーヒーは飲むもの」聖水洞(ソンスドン)にミックスコーヒー屋を開く「Baemin神話」キム・ボンジン

そうだ、ご存知でしょう?大きく成功した起業家だからといって、次に手を出すスタートアップもうまくいくとは限らないということ。ところで、これもご存知でしょうか?Kakao(カカオ)の創業者であるキム・ボムス氏も1ゲーム成功の後、NAVER(ネイバー)を辞めてからKakaoTalk(カカオトーク)の成功まで何十回も失敗を繰り返したという事実を。

[原文]「Baeminのキム・ボンジン、おもちゃを作る」 grandeclip、着るおもちゃ初リリース

Baeminの創業者キム・ボンジンとニューミックス

2.   OpenAIの急浮上勢力は韓国系アメリカ人

OpenAIは「オルトマンの天下」です。昨年、サム・オルトマンを追放するという理事役の反乱が失敗に終わった後、OpenAIのコア人材や共同創業メンバーが去りました。武侠作品的に言えば、「反オルトマン勢力の排除」という風に記録されるかもしれませんね。

共同創業メンバーであるジョン・シュルマンAIモデルトレーニング担当は、競合会社であるAntropic(アントロピック)に移籍しました。グレッグ・ブロックマン共同創業者は年末まで長期休暇を取っています。イリヤ・サツケバー最高科学者も去りました。いわゆる「11人の共同創立メンバー」のうち、オルトマンを含む2人しか残っていないのです。

[原文] OpenAI「オルトマン天下」「反オルトマン勢力」まとめ

「親オルトマン派」はOpenAIの核心に近づいています。例えば、4歳の時に父親を追って米国アイオワ州に移民した韓国系アメリカ人であるジェイソン・クォン最高戦略責任者は、親オルトマン派と言うべきでしょう。昨年のオルトマン追放事件の時、オルトマンの再選を支持した人物です。

[原文/インタビュー]OpenAIのジェイソン・クォン 「制御されたAIが私たちの原則」

「親オルトマン」のOpenAIは、Googleを抑え、世界のビッグテック覇権を握ることができるのでしょうか?彼らが描くAIのバラ色の未来はどこまで現実のものとなるのでしょうか。

[原文]Googleの株価を3%暴落させた...OpenAIの野心作「SearchGPT(サーチGPT)」とは? 

8月7日、米国サンフランシスコのOpenAI本社で会ったOpenAIのジェイソン・クォン最高戦略責任者(CSO)/オーロラ シリコンバレー特派員

3.NAVERとKakaoの心配...「失われた若さ」をどう取り戻すか?

スタートアップ業界では冗談で「他人とNAVER・Kakaoの心配はするものではない」と言われています。企業価値数兆円に加え、年間数百億~数千億円単位の営業利益を出しているNAVER・Kakaoは、もはやスタートアップやベンチャーとは言えません。かつてスタートアップであったNAVER・Kakaoは、スタートアップ業界では、スタートアップが困難なときに登場して助けてくれる兄貴分のような存在です。

それにしても心配ですね。Kakaoのチョン・シナ代表の第2四半期のカンファレンスコールです。Kakaoの答えはこのカンファレンスコールのどこかにあるのでしょうか?

[原文]チョン・シナ代表のカンファレンスコール...Kakao、「KakaoTalk-AIを核心軸に」緊急経営でも邁進

NAVERの株価下落にブレーキがかかりません。最大業績を出したのに株価が下がるのは、「もはや成長企業とは見なさない」という投資家の冷静な見方が込められているのかもしれません。NASDAQ(ナスダック)で38%暴落したウェブトゥーンも同様です。スタートアップ業界の兄貴たちは、失われた「さらなる成長の若さ」をどのように取り戻すのでしょうか?

[原文]コンテンツ売上不振の中で「最大実績」...NAVER、営業利益27%増加

[原文] 「ようこそ、NASDAQに来るのは初めてだろ?」38%暴落したウェブトゥーン...ウェブトゥーンの株価も悪材料

Kakaoのチョン・シンア代表理事が去る6月11日、京畿道鞍山市(キョンギド アンサン市)の漢陽(ハニャン)大学エリカキャンパス内の「Kakaoデータセンター鞍山」で開かれた「プレスMeet-up(ミートアップ)」イベントで質問に答えている様子。/Kakao

4.イーロン・マスク、Neuralink(ニューラルリンク)8時間インタビューまとめ 

「Facebookインサイト」という言葉をご存知ですか?Facebookはもはや人脈管理の遊び場ではなく、在野のプロから卓見を聞く勉強会の場だという意味の言葉です。

ちょい事情通の記者が選んだ「これは本物のインサイトだ」という3件を紹介します。kakao mobility(カカオモビリティ)に勤めるパク・シヨンさんの「イーロン・マスク、Neuralink 8時間インタビューまとめ」です。X(旧Twitter)アカウントにアクセスすると、主な内容をテキストで見ることができます。 「Neuralink、一度は考えてみたい問題だな」と思った方はぜひご覧ください。時間が勿体無いということなど全くありません。

[Facebookインサイト, パク・シヨンさんのFacebookのリンク] 

マッチング系アプリがコロナパンデミック時に大きな成長を遂げたことはご存知ですよね?人間の生存本能、つまり、食欲、性欲(種族保存)、睡眠は最も根源的な「スタートアップの産業群」でもあります。どんなことがあっても代替できない産業です。マッチング系アプリは性欲の領域です。そんなマッチング系アプリ市場が衰退しています。さあ、そろそろ覗いてみないといけないのではないでしょうか、マッチング系アプリという市場について。ちょい事情通の記者の2号であるイム・ギョンオプ記者のFacebookのリンクです。 

[Facebookインサイト, イム・ギョンオプさんのFacebookのリンク]

Fast Ventures(ファストベンチャーズ)のパク・ジウン代表は良い人なのだと思います。例えば「イノベーションはどこにでもある。偏見なく、いつでも説得される準備ができている」のような、手を切れそうなほどに薄い紙のようなセリフにそう思うのではありません。パク・ジウン代表がFacebookに公開した「世界1363のユニコーン企業のビジネスモデルを全数調査して5行要約」を見たためです。パク代表は「事業アイテムについて悩んでいる多くの予備起業チームの方々に役立つ参考書になることを願っています」と書かれていました。

[Facebookインサイト, パク・ジウンさんのFacebookのリンク]

 


/media/ちょい事情通の記者(쫌아는기자들)
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