【ちょい事情通の記者】うつ病を防ぐ世界初のバイオマーカー...自殺率1位の韓国で挑戦するMinesAIのソク・ジョンホ
【ちょい事情通の記者】うつ病を防ぐ世界初のバイオマーカー...自殺率1位の韓国で挑戦するMinesAIのソク・ジョンホ
MinesAI|ソク・ジョンホ
ちょい事情通の記者から読者へのお願いです。周りにバーンアウトしたスタートアップの起業家がいれば、今回のレターをぜひ伝えてください。精神科医であるソク教授も、スタートアップを起業してストレスでうつ病を患ったといいます。スタートアップ起業家の敵は売上と収益だけではありません。うつ病も敵です。
MinesAI(マインズAI)のソク・ジョンホ代表とのインタビューは午後9時30分でした。ソク・ジョンホ代表は、江南(カンナム)セブランス病院精神神経科でうつ病・不眠症・外傷後ストレス障害・境界性人格障害などの病気を診る医学部の教授です。ちょい事情通の記者は「最初の質問はこれです。わざわざ起業した理由は何ですか。誰かが解決すべき問題なのに、誰も取り組んでいないと感じた箇所は何ですか」と尋ねると、ソク教授は「私は精神科医で、2003年に精神科専門医になり、2005年に教授生活を始めたのですが、私が治療技術を発展させたいと思っていた分野がうつ病でした」と答えました。
ソク教授は「起業のきっかけ」で少し間を置いて、「親しい友人を自殺で亡くしたので、自殺だけは阻止しなければならない、そう思ったのです」と語りました。ソク教授は真面目すぎる天才という印象でした。昼間12時間ほど病院でひたすら働いていた天才が、深夜に「自殺をなくすスタートアップの起業家」としてインタビューの席に着いたのです。天才でもストレスや疲れは溜まるものです。
しかし、ソク教授はちょい事情通の記者の最初の質問を聞いた後、30分間休みなく話し続けました。ちょい事情通の記者は途中で話を切ろうかと思いましたが、「自殺だけは阻止しなければならない」という天才の話を黙って聞いていました。実際、やりとりのないインタビューは退屈しがちで、記者としては極力避けたい状況ですが、日常に疲弊した50代の天才がその日の最後の力を絞り出したような情熱を途中で止めることはできませんでした。彼は本気でした。
延世(ヨンセ)大学医学部、延世大学大学院精神科学修士・博士を卒業し、現在は延世大学江南セブランス病院の教授であるソク教授はなぜ「スタートアップ起業家」になったのでしょうか。インターネットで「ソク・ジョンホ」を検索したところ、彼のコメントの一つを見つけました。 「患者の病気や症状だけを見るのではなく、病気を持つ一人の人の人生を見ながら治療したいです」
-最初の質問はこれです。わざわざ起業した理由は何ですか。誰かが解決すべき問題なのに誰も取り組んでいないと感じた箇所は何ですか?
「私は基本的に精神科医で、2003年に精神科専門医になり、2005年に教授生活を始めたのですが、専門的に研究したい、治療技術を発展させたいと思っていた分野がうつ病でした。きっかけは、親友を自殺で亡くし、自殺だけは防がなければと思ったことです。癌のような重篤な病気も治療技術が進歩しなければなりませんが、うつ病を治療する技術が進歩しなければ自殺を防ぐことができないという信念を持っていました。うつ病の研究に没頭しました。
ソク・ジョンホ MinesAI代表/MinesAI
1.これまでうつ病を診断するバイオマーカーがなかった
「2016年産業通商資源部で国策課題の公告が出ました。知識サービスコア技術開発事業、そんな名前でした。課題内容は、最終的に自殺を予防する技術を開発しようというものです。やってみたいと思いました。産業通商資源部の課題なので、企業が主体となります。当時、仮想現実医療プログラムを開発していた会社が主管企業となり、私は研究機関の責任者として一緒に研究を始めました。2016年にビジネスモデルを開発する研究を6ヶ月行い、その後2年間、自殺リスクを診断する技術を開発しました。」
「自殺の危険性をどのように診断するか悩みました。これまですべての精神科医は、心理検査アンケート検査や心理カウンセリング面接でうつ病を診断していました。診断基準項目に9つのうつ病上の特徴があるのですが、そのうち5つに該当し、それが2週間以上続き、日常生活に著しい支障をきたす場合にうつ病と診断します。実際、バイオマーカーを使うことはほとんどないと言わざるを得ませんでした。今のところ、うつ病を診断できるバイオマーカーがないので。」
「うつ病患者は千の顔を持つと言われるほど様々です。本当に軽いうつ病から、明日すぐにでも自殺を試みそうな重度のうつ病まで。これだけ多様なのに、心理指標で診断するのは不十分だと思いました。バイオマーカーでやってみよう。勉強してみると、コルチゾールというストレス対応ホルモンがうつ病の状態を反映することができるといいます。実は、自己診断アンケートだけでうつ病を評価するというのは、本当に表面だけを見るようなもので、氷山の一角だけを見るものです」(※バイオマーカー(bio-marker)とは、タンパク質やDNAなどを利用して体内の変化を知ることができる指標のこと)。
「うつ病はうつ症状と自殺のリスクを評価する必要があります。第一にうつ症状、第二に自殺の危険性、第三にメンタルヘルスに脆弱な要因を持っているかどうかを見ます。三つ目の脆弱要因というのが重要なのは、そうした人がうつ病を患うと深刻になるためです。例えば、うつ病の症状が今現在出ていて、その人は子供の頃、虐待をたくさん受けていたとします。たくさん殴られていたり、常に罵倒されて育った、両親が喧嘩しているのを見て、結局離婚して一人で両家を行き来して生活し、きちんとケアも受けられず、学校ではいじめられるなど、成長期にネガティブな経験がある人は、うつ病になるにしても重い症状が出ます。」
「つまり、脆弱な要因を評価するために、成長期のネガティブな経験を評価します。それだけでは足りないので、愛着のタイプを評価します。身近な人との人間関係が安定しているか不安定かを見るのです。子供の頃の母親と父親との愛着関係が、大人になっても同じように現れるんです。人が近づくのを嫌いすぎて回避しようとする人もいれば、執着しすぎてストーカーのようにしがみつこうとする人もいて、このような不安定な愛着タイプの人も脆弱な要因になります。 そうした(脆弱な要因を持つ)人は相手の気持ちを察する能力が弱くなっています。」
「同じ脆弱性を持っていても、うつ病がよく治る人とうつ病の沼に嵌る人がいますが、保護因子が重要です。保護因子としては、回復弾力性があります。船がよろめきつつも体勢を立て直すように、だるまのように再び立ち上がる力を回復弾力性と呼びますが、これが心理的な保護要因因子です。このような様々な部分をまとめた評価ツールを作って標準化しました。」
2.病院に行かず、自宅で1日4回唾を採取して宅配便で送ると、うつ病検査をしてくれる
「今度はバイオマーカーです。コルチゾールは朝に高く、夜に低くなります。朝から晩まで3~4回繰り返し測定することで、評価することができます。内分泌疾患のある患者さんは入院し、このように繰り返し採血を行います。ところが、精神科医がうつ病患者を入院させ、4回ずつ採血してうつ病かどうかを調べようとすると、患者はほとんど拒否します。実は(コルチゾールでうつ病を診断する方法は)研究者たちも研究だけで、臨床に応用することを考えていませんでした。まず、うつ病患者は、採血することを無条件に拒否する傾向が多いので、試みること自体をしなかったのです。」
「繰り返しコルチゾールを測定する良い方法はないだろうか。唾液です。血液と唾液のコルチゾール濃度がかなり相関性が高いことがわかりました。非対面でうつ病患者に自宅で唾液を採取してもらうことはできるだろう。土曜日の夜に寝る前に1回、朝起きてすぐに1回、30分後と1時間後に1回ずつ。コルチゾールは起きてすぐに30分間は少し上がり、次の30分間は少し下がる笠型のコルチゾール覚醒期反応というものを示しています。これが正常な反応です。慢性的なストレスがある人は、このようなコルチゾール覚醒期反応がなくなります。」
「コルチゾールレベルが朝に上がるはずなのに上がらない人もいれば、逆に過度に高くなって下がらない人もいます。コルチゾールの覚醒期反応を見れば、その人の内分泌ストレス対応機能を推定することができます。実は内分泌疾患や慢性疲労、性機能老化クリニックなどではすでにこのような作用を研究していたのですが、メンタルヘルスに導入する人がいなかったんです。それとDHEAというホルモンも一緒に評価します。」
「MinesAIが世界初のメンタルヘルス評価にコルチゾールとDHEAを導入したのです。あ、そうだ。なぜDHEAを測定するかというと、コルチゾールを合成する原料物質が皆さんご存知のHDLコレステロールです。コレステロール中の悪いコレステロールがLDLコレステロール、そして良いコレステロールがHDLコレステロール。HDLコレステロールからコルチゾールとDHEAが作られます。副腎皮質領域で作られるんです。腎臓の上にある副腎皮質というところで合成されて血液中に分泌されますが、DHEAは男性ホルモンと女性ホルモンに分化します。」
「だから、性機能や老化防止にDHEAホルモンがとても重要だと言われています。ところが、DHEAはコルチゾールと同じHDLコレステロールから合成されるため、ストレスが長く続くとコルチゾールを多く合成しなければならなくなり、DHEAの合成量が低下し始めます。ストレスが続きすぎて、もはや副腎皮質のコルチゾール生成機能が消耗する段階では、コルチゾールレベルまで一緒に低下します。」
唾液と血液間コルチゾール診断の相関関係研究/MinesAI
3.コルチゾールとDHEAの診断検査...「薬だけ出して1週間後に来てください」という病院の限界を超えるために
「コルチゾールとDHEAの比率を見れば、慢性的なストレスにさらされているのか、急性期なのか、副腎皮質のストレス対応能力が正常なのかを知ることができます。このような概念をメンタルヘルス評価に導入したのです。うつ病にどれだけかかりやすいか、保護因子が多いかなどを評価しながら、ストレスへの対応力も見るのです。精密に治療計画を立てるのに役立ちます。MinesAIは、このような心理指標と身体指標を組み合わせて、メンタルヘルスの信号機として最終的な結果を知らせる、そんなうつ病スクリーニングソリューションを開発したのです。」
「Mines.NAVI(マインズナビ)」と呼ばれる、メンタルヘルスを測定してグリーン、イエロー、オレンジ、レッドグループに自動分類するソリューションを開発しました。オンラインでアンケート調査をして唾液を4回集めると、MinesAIが1週間唾液を分析して「あなたのメンタルヘルスは赤信号、または青信号だ」と教えてくれます。オレンジやレッドグループの人には、精神科に行って治療を受けるように勧めています。」
「韓国の精神科の問題は、うつ病がひどくても薬だけ出して一週間後に来なさい、と言うことです。5分から10分程度の相談が最大です。最近では若い精神科医が開業して、30分相談に乗ってくれることはあります。今でもほとんどの精神科は、患者さんがたくさん来るので、薬物治療が中心で、カウンセリングを十分に行ってくれません。」
「幼少期に成長期のネガティブな経験が多く、脆弱性が高いのに回復力は低い、このような人は自分がうつ病をどう克服すべきか、自殺の危機からどう抜け出すべきかを全く理解できていません。それを教育訓練させなければならないのですが、報酬が低い、もしくはほとんどないため、精神科医や臨床心理の専門家も知っていても教えてあげることができていません。」
「教育訓練に代わるものが必要です。MinesAIが仮想現実の中にアバターを作り、そうしたコンテンツを開発したのがMinesAI CHEEU Forest(治癒フォレスト)です。CHEEU.Forest は、オレンジとレッドグループの人を対象に4週間から6週間、30分ずつ来てレッスンを受けさせ、それを日常生活の中で実践させることで、うつ病を回復させるソリューションです。CHEEU.Forest というバーチャルリアリティ教育訓練治療ソリューションは、薬物治療と比較した時どの程度効果に違いがあるのか。MinesAIは探索的臨床と予備的臨床の2つを行いましたが、薬物治療と同等にうつ病が改善することを確認しました。」
実際にコルチゾールで検査した例/MinesAI
4.薬物治療だけでは、治療後も自殺リスクは下がらなかった
「もっと重要なのは、自殺の危険性です。6週間の治療が終わった後、再び4週間経過した時点で再確認したところ、引き続き自殺リスクが低いのは、VRで治療した患者群でした。薬物治療群ではなかったのです。薬物治療群はうつ症状は改善しますが、自殺の危険性の数値には大きな変化が見られませんでした。結局、自殺の危険性が高いうつ病患者は、このような教育訓練を受けることが重要だということです。MinesAIは、Minse.NAVIとCHEEU.Forest の2つを主力商品として、事業化を進めています。」
「両者とも探索臨床では良い結果が得られ、現在最後に医療機器認可のための確証臨床が残っている状況です。1月中に承認されれば、今後3ヶ月から6ヶ月程度の治験期間を経て、最終的に許可が下りるだろうと、期待しています。MinesNaviのような診断ソリューションは世界的にも試みる機関や大学がないため、MinesAIが世界初です。自宅で非対面方式で、アンケートに答えて唾液をサンプリングして集めて提出することで、うつ病の自殺リスクを診断する世界初の試みです。昨年9月に世界精神衛生学会、昨年11月に世界人格障害研究学会で発表し、大きな関心を受けました。」
「現在、シリーズAの投資を受けており、今年確証臨床が終わったらシリーズBを受けようと準備している状況です。」
(※ソク教授は30分間休みなく話し続け、休憩を挟んでようやく質疑応答のインタビューが始まった。)
-ちょっと失礼します。うつ病の問題を解決するということですが、うつ病というペインポイントはどれくらい大きいのでしょうか?
「有病率で調査したところ、韓国の全人口の約5%程度がうつ病患者だといいます。しかし、そのような患者のうち何人が精神科治療を受けているのか、国立精神保健センターが調査したところ、20~25%程度でした。韓国は自殺率1位の国なのに。自殺率が非常に高いにもかかわらず、精神科治療をなかなか受けに来ません。なぜ受けに来ないのか。みな、本当に自分が精神科に行かないといけないのか躊躇するんです。骨が折れたり、風邪をひいたりして、整形外科や内科に行くのと違って、精神科には簡単に行けないのです。」
「昔はもっとひどかったのですが、今では偏見が減り、患者は沢山きています。それでも、うつ病患者10人中2~3人しか治療を受けていないということです。アクセシビリティの低さをどう改善するかがポイントです。」
-韓国が自殺率1位ですか?
「韓国はOECD諸国の中で15年か連続、1位です。」
-治療を受けるべきうつ病患者が精神科治療を受けないことが、自殺率1位の原因であり、結局、世界でペインポイントが一番大きいのが韓国だということですね。
「偏見の問題もあります。国家レベルでもメンタルヘルスへの予算投入は非常に少ないです。精神科数自体も非常に少ないです。そのため、精神科医もカウンセリングはあまりせずに、薬物治療中心に治療が行われているという側面があります。患者さんには「精神科に行くと薬しかくれない」という偏見や誤解があります。」
「診断も血液検査やレントゲン検査のような客観的な検査ではなく、アンケート調査と面談だけで薬を出すとか、薬を飲み始めると中毒になって歩けなくなるとか、下手をすると(精神科治療歴のせいで)就職もできないとか、そういう偏見や誤解が多いんです。そのようなことがアクセシビリティを低くさせているのです。」
5.朝、目を覚ますとコルチゾールの覚醒が始まる...うつ病を見付けだすメカニズム
-うつ病診断のバイオマーカーであるコルチゾールとは一体何でしょうか?
-今までコルチゾールは血液採取検査だったんですよね?自宅ではできず、病院に入院して初めて検査可能な?高血圧の「120を超えたら注意」というような、一般人も簡単にわかるような基準がありますか?
-血液で行っていた検査を唾液だけで行っても、結果の信憑性は確かですか?
- 一般人の立場からすると、非対面であれば、自宅でうつ病検査を一度やってみたいと思うかもしれません。手続きはどうですか?どこで申し込むのでしょうか?
-唾液を集めるときの注意点は?本当に一般人が自分で家でできるのか、もう少し詳しく教えてください。
6.自身の患者に刺されて亡くなったイム・セウォン教授が残した遺訓...「辛そうな知人がいたら、話をしてみて。辛かったら精神科に行くようにアドバイスしてほしい。」
-コルチゾール検査の際の注意点はありますか?
-不眠症の薬を飲んでいる人もコルチゾール検査を受けることができますか?
-実は中年のサラリーマンにうつ病患者がすごく多いんです。でも病院には行きません。生活するのに忙しいし、憂鬱なのは今に始まったことでもない。
-一度診断を受けてみたいと思っても、診断費用が高すぎると壁になってしまいます。
-自殺率のお話がありましたが、自殺の危険性診断と言っても千差万別のように思います。実際、誰が明日すぐに自殺するでしょうか。
-チェ・ジンシルさんがコルチゾール検査を受けていれば、最悪の事態まではいかずに済んだ?
-ソク教授から見て、今すぐコルチゾール診断を受けてほしい対象は、韓国に大体何人くらいいますか?
7.250万人に今すぐうつ病検査を受けてほしい....「精神科医である私もスタートアップを起業し、ストレスでうつ病になった」
-スタートアップは企業なのでお金が必要です。コルチゾール診断システムを整えるために必要な投資資金は用意しきったのでしょうか
-海外進出には海外での臨床が必要ですが、その費用はどのくらいかかりますか?
-突然、競合他社がMindsAIを奪うリスクはないですか?特許は?
-著名な先生でいらっしゃるので、すでにお金も名誉も持っているはずですが、なぜわざわざスタートアップを起業したのですか?
-ソク教授もスタートアップの代表ですが、もともとスタートアップの起業家にはうつ病が意外と多いです。過度のストレスでバーンアウトになる人も多いです。
MinesAIの創業チーム。左から4番目がソク・ジョンホ教授/MinesAI
朝鮮日報のニュースレター、「ちょい事情通の記者(쫌아는기자들)」です。
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