この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피）」が発行する「月間スタートアップレシピ（월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

コンシューマーテック分野

生活と密接なフード、Eコマース、ビューティーなど消費者を対象にサービスするB2Cのプラットフォームは、ユーザー数をベースにした高い成長性に基づいて着実に投資家の関心を集めている。

１．Kurly（カーリー）

生産者が良質な製品を提供し、顧客は高品質を保ったまま受け取ることのできるフルコールドチェーンを実現した戦線食品のプレミアムマーケットである「Market Kurly（マーケットカーリー）」を運営している。高価な食材だけが良い食べ物だと漠然と思っている消費者には、本物の味を紹介したかったのと、粘り強さ一つで数十年間奥地で黙々と醤油を仕込む名人や、無農薬にこだわる農家には安定した販売活路を見つけてあげたいと考え、生産者と消費者、販売者まで皆が幸せでおいしい生活を送れることをビジョンに掲げている。

Market Kurly（マーケットカーリー）を運営するKurly（カーリー）が2022年の上場を前にして、香港系のプライベート・エクイティ・ファンドから単独で2,500億ウォン（約240億円）規模のフリーIPO資金を確保した。これは今までKurly が誘致した資金の中の最も大きな規模で、企業価値は4兆ウォン（約3862億円）と認められた。去る7月の2,254億ウォン（約217億円）の投資誘致当時の評価を受けた2兆5,000億ウォン（2413億円）と比較して、4ヶ月間で年俸が2倍近く跳ね上がった。今回の投資は今後の成長の可能性に焦点を当てて行われた。現在、カーリーは上場を控え、事業領域拡大のための多様な活動を推進中である。配送地域を首都圏外に拡大する。
一方、2021年9月に買収したPGメーカーペイボット（Pabot）を通じて、独自の簡単決済システムカーリーペイを構築してオープンマーケットを披露する予定だ。また新鮮食品のほかに家電、ホテル宿泊券、化粧品などで販売分野を拡大し、マイデータライセンス取得を通じて超個人化サービスを提供する計画だ。
マーケットカーリー投資誘致の現状

２．Beyond Music（ビヨンドミュージック）

Beyond Musicはデジタル楽譜プラットフォーム企業であるマフィアカンパニーを共同創業したイ・ジャンウォン代表とパク・グンテ作曲家が共に設立した音源著作権マネジメント社だ。音源中心の著作/隣接権を保有しており、その数量は20,000以上 Beyond Musicは今回の投資誘致を通じて韓国音楽市場の歴史を書いた名曲を中心に国内外の検証された音源IPを確保することに拍車をかける計画だ。

Beyond Musicが2,000億ウォンを確保し、音源IP拡大に乗り出す。2019年に設立されたBeyond Musicは、音源著作・隣接権に対して投資、買収、マネジメントを行う専門企業で、現在700億ウォン（約67億円）水準の過去の音源中心著作・隣接権と2万余個の音源カタログを確保している。収益モデルは購入した音源IPを活用することで大きくストリーミングプラットフォーム音源再生で出てくる収益とOST、ゲーム、リメイクなどに活用されるようにマーケティングを通じて得る収益2つだ。今回の投資誘致を通じてBeyond Musicは2,700億ウォン規模の音源IP資産運用額を確保、独立音源IPマネジメント会社としてはアジア最大規模を記録した。会社側は今回の資金で国内外検証された音源IPを確保に拍車をかける予定だ。
投資誘致の現状

３．CULTUREHERO（カルチャーヒーロー）

CULTUREHEROはフードコンテンツベースのメディアコマースプラットフォームを作る企業。 CULTUREHEROでは、150万のアプリダウンロードと多様なSNSチャンネルで280万以上の加入者を保有している「私たちの食卓」を運営している。「私たちの食卓」は、誰もが簡単に従うことができるレシピを感覚的なスタイリングとともに紹介し、コンテンツに関連した良い食材とキッチンウェアをお勧めする国内1位フードカテゴリーメディアコマースプラットフォームに成長している。

コンテンツコマース「私たちの食卓」の運営会社CULTUREHEROが130億ウォン（約12億円）の資金を確保した。CULTUREHEROは2015年に、30代を対象とした生活密着型コンテンツマイレターサービスとして始まり、フードコンテンツを提供する「私たちの食卓」を活用したフードコンテンツコマースを主力事業としている。現在、「私たちの食卓」はYouTubeなどSNS購読者数320万人を確保し、アプリ累積ダウンロード数170万件、累積会員数は100万人を記録中だ。今回の投資誘致を通じてCULTUREHEROは国内代表フードコンテンツコマースプラットフォームに跳躍し、300万購読者を基盤にコマース商品開発、クリエイター連携、ローカルブランド発掘など様々なライフスタイル領域に拡張していく方針だ。
投資誘致現況

４．FASTLANE（ファーストレイン）

FASTLANE が運用する「女神のチケット（여신티켓）」は、データとIT技術を通じてメディカルビューティー市場をリードする皮膚科施術情報アプリだ。情報の非対称性が激しい皮膚治療マーケットにおいて女神のチケットは透明な施術情報と後期をどこでも簡単に確認し、実際のお支払いや予約までモバイルで可能な唯一のサービス。累積50億以上の投資を受けており、毎年200％以上安定的かつ急速に成長している。

皮膚施術情報プラットフォームの「女神のチケット（여신티켓）」運営会社FASTLANEが１２０億ウォンの資金を誘致し、累積投資金171億ウォン（約16億円）を確保した。全国の皮膚科4,300以上の施術の種類と費用、レビューを提供する皮膚施術情報プラットフォームである「女神のチケット（여신티켓）」は2017年の発売以降5年ぶりに累積ダウンロードが140万件、累積会員数30万人、累積施術レビュー35万件以上を記録した。今回の投資誘致で、FASTLANEはアプリの高度化と美容分野の新事業製品開発を準備する計画だ。
投資誘致現況

５．Danggeun Market（タングンマーケット）

Danggeun Marketは、近所の隣人とのつながりを助け、暖かく活発な交流のある地域社会を目指している。中古直取引をはじめ、求人・求職、クラス・会議、近隣生活情報、近隣Q&Aなどを含む地域ベースのサービスを提供する。日本における「ジモティー」のようなアプリであると言える。アプリダウンロード1,900万、月間ユニークユーザー数が840万人。ユーザーが1日平均使用時間20分使用する。これまで、ソフトバンクベンチャーズ、カカオベンチャーズ、キャップストーンパートナーズ、ストロングベンチャーズなどから投資を受けた履歴を持つ。