「東大門・手書きの衣類取引…デジタルに着替えさせました」Cher Ground|Let’s スタートアップ
【#Let’s スタートアップ 】「東大門・手書きの衣類取引…デジタルに着替えさせました」Cher Ground
「衣料卸・小売モールで1日3時間以上かかっていた注文書・領収書の整理、10分で確認してください」
スタートアップのCher Ground(シェアグラウンド)がソウル東大門(トンデムン)衣料市場の小売取引デジタル化を主導している。
特に数十万箇所に達する韓国の衣料卸・小売商を繋ぐ仕入社(注文・配送担当中間商人)と直筆取引過程をアプリケーション「Sell-Up(セルアップ)」に統一し、サービス開始3年で卸・小売業者約3万箇所が使うプラットフォームに成長した。
最近、ソウル中区新堂洞(シンダンドン)本社で会ったCher Groundのイ・ヨン代表(写真)は「これまで東大門一帯の取引システムは、大部分がいちいち手書きで作成され、現金で決済されており、取引過程に不便なところが多かった」とし、「Sell-Upを通じて注文書作成から、決済、付加価値税まで管理することができ、早朝に行われる仕入過程もリアルタイムでチェックできる」と説明した。
これまで紙・電話注文、現金取引、簡易領収書は必然的にコンピュータに再記入して記録するしかなかったため、Sell-Upが自動的にデータ化してくれることで、業務効率性は倍になる。
過去東大門でのショッピングモール事業からフリーマーケット、共同ブランド事業などの多様な経験をもとに、卸・小売を繋ぐ仕入過程をプラットフォーム化するデジタル化が新たなチャンスになることを直感した。
イ代表は「東大門では年間約15兆ウォン(約1兆6,000億円)の取引が発生しているが、それぞれ紙注文書、簡易領収証に、衣類は袋に包まれており、バーコードすらない半製品状態」とし、「このような点がショッピングモール事業を売却してSell-Up開発に乗り出した理由」と説明した。
2019年5月にリリースしたSell-Upは先月基準で取引業者2万8,525社へと増え、累積取引額は4,800億ウォン(約500億円)を超えた。今年第1四半期の取引額だけで809億ウォン(約85億円)へと、月取引額の記録を更新している。
Cher Groundは今後、卸・小売取引履歴管理サービスだけでなく、最終消費者へと繋がる包装・配送サービスを追加した、フルフィルメント事業と、新しい衣類が出る前段階の副資材取引領域までのデジタル化に乗り出す計画だ。
イ代表は「衣類副資材取引市場もデジタル化し、デザイナーブランドと中小型の衣類工場が簡単で楽に取引できる環境を作りたい」と伝えた。
原文:https://n.news.naver.com/article/009/0004982911?sid=105
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