CINAMON、「3Dドラマ・映画を1人でもサクサク作れます」|#Let's スタートアップ
【#Let's スタートアップ】CINAMON、「3Dドラマ・映画を1人でもサクサク作れます」
ドラマや映画を制作するには俳優のキャスティング、そして多くの撮影人員と費用が必要となる。編集にも時間がかかる。コンピュータのマウスクリックとドラッグ機能だけで1人で作ることはできないのだろうか。
コンテンツプラットフォーム開発スタートアップCINAMON(シナモン)が開発中の1人用3D映像制作プラットフォーム「CINE V(シネブイ)」では可能だ。
ホン・ドゥソンCINAMON代表(写真)は「漫画がウェブトゥーンになり、人気ウェブトゥーンは映像で制作されている」とし「気になることがあれば、文章の代わりに動画を探してみるというように、YouTubeやオンライン動画サービス(OTT)などで映像消費が増えているのは大きな流れ」と語った。
ホン代表は「人工知能(AI)技術を活用すれば、既存の労働・資本集約的な制作方式を克服し、誰でも簡単にドラマ・映画・アニメーションを作ることができる」とし「映像制作が大衆的なものとなる時代が開かれるだろう」と見通した。
コンピュータを通してCINE Vにアクセスすると、仮想人間と背景を選択することができる。現実世界で俳優とセットを選ぶのと同じだ。仮想人間は顔と体型、ファッションは基本として、目つきと表情までも好きなように変えることができる。背景も地下鉄トンネルから雪山まで多様に設定できる。
このように作ったシーンをつなげば、短編では10分ほどのドラマ、長編では2時間以上の映画が完成する。ゲーム制作用ソフトウェアであるUnreal Engine(アンリアルエンジン)とAI、グラフィックス、視覚特殊効果(VFX)、アニメーションなどの技術がCINE Vに集約された結果だ。
CINAMONが開発中の3D映像制作プラットフォーム「CINE V」のイメージ。(提供=CINAMON)
ホン代表は「スタジオを運営する中で、動作テンプレートなどのデータについては、独自に作るだけでなく、他の企業とのコラボレーションを通じて拡充している」とし、「例えば、感情や性格によって歩き方が変わるように、仮想人間も動作の小さなディテールまで実装する計画だ」と話した。
現在のグラフィックは近頃、ゲーム会社達が超大型新作ゲームの発売前に公開するシネマティック映像を思い起こさせる。ホン代表は技術を高度化し、3~4年以内に実写に取って代わるという目標を立てた。
CINE Vの利便性を高めることにも力をいれている。ホン代表は「キーワードを入力すればAIが仮想人間と動作、背景などを推薦してくれる機能を開発する」とし「映像の下作業の50~60%をAI推薦などにより自動で仕上げられれば、初心者でも期待以上の結果物を作り出すと期待される」と話した。
CINE Vは、ホン代表が2019年、NAVER Webtoonの人気知識財産権(IP)とCINAMONのIPで開発した2Dゲーム「maybe(メイビー)」がきっかけとなった。このゲームはユーザーの選択によってストーリーが変わる。
ここにもう1歩、歩を進め、誰でも3D映像を作れたら面白そうだと思い、昨年から映画・ゲーム業界の専門家たちと意気投合して本格的にCINE V開発に飛び込んだ。先月、NAVER Z(ネイバーゼット)、KRAFTON(クラフトーン)、SNOW(スノー)などから総140億ウォン(約14.6億円)の投資を誘致し、開発にスピードがついた。CINE Vは来年公開する予定だ。
ホン代表は「一般人がウェブトゥーンを描くことができるようになったように誰でも高品質の映像を制作して多くの人々と共有できる世界を夢見ている」と語った。
原文:https://n.news.naver.com/article/009/0005032072?sid=105
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