Kornatus、「BANBANタクシー」同乗サービス…タクシー大乱は私たちが解決する|Let’s スタートアップ
【#Let's スタートアップ】Kornatus、「BANBANタクシー」同乗サービス…タクシー大乱は私たちが解決する
ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)区に位置するコストコ楊平(ヤンピョン)店の向かいのLPG充電所。オレンジ色のタクシーが並ぶこの建物の3階に入ると、意外にも、あるスタートアップの事務所が現れた。登場当時から「40年ぶりに相乗り復活」と話題になったサービス「BANBAN(バンバン)タクシー」を運営するKornatus(コナトゥス)だ。
コナトゥス(conatus)はデカルト、スピノザなどの中世の哲学者が提示した概念で、「人や物が自分の存在を持続して向上させようとする性質」を意味する。キム・ギドンKornatus代表(写真)は「偶然スピノザの著書『エティカ』を読んでコナトゥスという概念はスタートアップと性質が非常に似ていると感じた」とし「韓国(Korea)のスペルと合わせKornatusに会社名を決めた」と話した。
BANBANタクシーのアプリケーション(アプリ)を立ち上げて、出発地と目的地を決めると、経路が70%以上一致する人と自動的に同乗が始まる。異性同士は同乗できない。乗客が乗る席は助手席と客席の1つとし、アプリがあらかじめ決めて紛争が起こる余地をなくした。利用料金は、移動距離に応じた料金を配分したものに呼出料3,000ウォン(約300円)を加えた形だ。キム代表は「ほとんど5対5で配分され、最も差が出る場合でも6対4程度」とし「50%以上の高い配車率を見せている」と説明した。
キム代表は「BANBANタクシー」は相乗りではなく同乗サービスであるということを強調した。彼は「相乗りは運転手が任意に乗客を2人以上募集するものであり、同乗は乗客間で合意して一緒にタクシーに乗ること」とし「友人や職場の仲間同士でしかできなかった同乗をBANBANタクシーで知らない人ともできるようになった」と話した。
2人の乗客が納めた呼出料6,000ウォン(600円)のうち5,000ウォン(500円)をタクシー運転手に支給し、収益の一部で共生基金を作りタクシー運転手の福利厚生に使用する計画だ。キム代表は大学で物理学を専攻した後、SK telecom(SKテレコム)、SK Planet(SKプラネット)で13年間、開発、事業企画、戦略などを担当した。その後、大企業での生活に嫌気がさし、創業に飛び込んだ。
原文:https://n.news.naver.com/article/009/0005008625?sid=105
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