誰でも自由に作品の取引可能なプラットフォーム「POSTYPE」|#Let's スタートアップ
【#Let's スタートアップ】 POSTYPE、誰でも自由に作品の取引可能なプラットフォーム
「NAVER(ネイバー)、KAKAO(カカオ)でなくても、作家がウェブトゥーン、ウェブ小説を連載し、収益化できる。」
POSTYPE(ポスタイプ)のシン・ギュソプ代表(写真)は会社の強みについてこう説明した。 POSTYPEは、2015年にサービスを開始した、クリエイタープラットフォームだ。
ウェブトゥーン、ウェブ小説、イラスト、写真、デザインまで、あらゆる種類の創作品を掲載し、これを販売して収益を得る。女性向けウェブトゥーン、ウェブ小説が、最も多く掲載され、取引されている。
昨年だけでも、取引額229億ウォン(約23億円)を記録し、今年3月にはサービス開始以降、累積取引額500億ウォン(約51億円)を超えた。
今年1月には、ひと月のアクティブユーザー(MAU、Monthly Active Users)475万人を記録した。シン代表は「収益を容易に創出できない既存市場の限界により、創作家の双極化が激しくなっている」とし「ウェブトゥーン、ウェブ小説作家が、独立し創作できる生態系を作ることが目標」と説明した。
一般的なウェブ小説、ウェブトゥーンプラットフォームと POSTYPEが違う点は、締切りなしで創作者が作品を載せたい時に上げることができるということだ。誰もが作品を載せることができる開放型プラットフォームだからだ。
このような開放型プラットフォームからヒット作が出てくるかという質問に、シン代表は「2017年からPOSTYPEに連載された”男性ファン漫画(남팬만화)”は、累積照会数1000万件を超えるほどの人気だった」とし「良い作品はPOSTYPEパートナーズという、創作者支援プログラムを通じ、成長を支援している」と説明した。
通常、ウェブトゥーン、ウェブ小説などでは、プラットフォームと出版社の取り分を除けば、作家に戻るのは収益の35~50%だ。だが、POSTYPEは、取引額の10%だけを持っていくため、作家には90%が戻る。POSTYPEは、ログインしたユーザーのうち、有料で取引した割合が30%を超えるほど、創作者に対する後援が普遍化されている。
こうした開放型構造のため、POSTYPEは知的財産(IP)を確保できる競争力を持っていると、シン代表は説明した。彼は「創作者34万人以上がPOSTYPEにコンテンツを発信した経験がある」と説明した。
シン代表は「POSTYPE外で連載していた作品を移してくることも支援し、良いクリエイター確保に努めている」と述べた。POSTYPEは、サービス利用者の約80%が女性であると推定する。女性職員比率も74%と高い方だ。シン代表は「女性開発者が多い方だが、主にコンテンツを扱うだけに、この分野に愛情を持つスタッフも多く入社している」と説明した。
原文:https://www.mk.co.kr/news/it/view/2022/04/328386/
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