【1月資金調達現況】韓国スタートアップ:コンシューマーテック分野|月間スタートアップレシピ
この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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コンシューマーテック分野:2023年1月資金調達動向
収益モデル確立のスタートアップに投資家の関心
コンシューマーテック分野のB2Cプラットフォームへの投資が全体的に減少する中、黒字転換に成功したり、黒字転換が期待される収益モデルが確実なスタートアップには依然、投資家の関心が集まっており、資金が流入している。
Backpackr(バックパッカー)
200億ウォンの資金調達 昨年に設立10周年
ハンドメイドマーケットidus(アイディアス)の運営会社Backpackr(バックパッカー)が200億ウォン(約20億6,900万円)の資金を調達した。Backpackrは2012年に設立し、2014年からidusを運営。2020年にはクリエイターと顧客をつなぐクラウドファンディングプラットフォーム「tumblbug」(タンブルボグ)を買収して事業を拡大した。昨年7月から毎月、損益分岐点を超える実績をあげている。2022年に設立10周年を迎えたBackpackrは、「エブリデイ・スペシャル」というビジョンスローガンを発表し、クリエイターが認められるエコシステムを作るとの目標を掲げている。
SWEET BIO(スイートバイオ)
105億ウォンの資金調達に成功、日本を含む海外進出を計画
ヨーグルトブランド「Greek」(グリーク)で知られる「Greek day」(グリークデイ)の運営会社SWEET BIO(スイートバイオ)が105億ウォン(約10億8,600万円)の資金調達に成功し、累積投資額135億ウォン(約13億9,700万円)を記録した。SWEET BIOは、ソウルの梨大(イデ)店や弘大(ホンデ)店、ソウル大学店など、大学街を含む全国11のGreek dayの店舗とオン・オフラインの流通チャンネルで製品を展開している。売上高は2021年の70億ウォン(約7億2,400万円)から2022年には180億ウォン(約18億6,200万円)に急成長。2024年の黒字転換が期待されている。また、今年日本を皮切りに順次、海外進出を計画しており、投資金で物量拡大と新規市場進出に集中投資する計画だ。
Law&Good(ローアンドグット)
70億ウォンの資金調達 法律プラットフォームは200万人が利用
法律プラットフォームLaw&Good(ローアンドグット)が70億ウォン(約7億2443万円)の資金調達をした。運営開始2年で累積資金100億ウォン(約10億3,400万円)を確保したが、目標としていた資金調達には失敗した。Law&Goodは、複数の弁護士から提案書を受け取り、弁護士を選任する法律プラットフォームを運営している。Law&Goodを通じて200万人の利用者が4万件以上の事件を依頼した。これは着手金基準で1,400億ウォン(約144億9,256万円)規模だ。
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