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韓国スタートアップ資金調達動向まとめ:2022年8月 |月間スタートアップレシピ

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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

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2022年8月:韓国スタートアップ企業投資概要

 数カ月続いた下落傾向から反騰、スタートアップへの流入資金1兆ウォン超え

数カ月間、下落傾向が続いてきた市場がようやく反騰し、スタートアップに流入した資金が1兆ウォン(約1,035億3,600万)を超えた。8月は資金調達金1兆672億5,000万ウォン(約1,105億円)、投資件数は141件だった。昨年同期よりも400億ウォン(約41 億4,100万円)多い資金が調達された。

 

Viva Republica、SMART SCORE、StandVisionの3社が1,000億ウォン以上の資金調達

Viva Republica(バリパブリカ)、SMART SCORE(スマートスコア)、StandVision(ストラドビジョン)の3社が1,000億ウォン(約103億5,300万円)以上の資金を調達。鈍っていたシリーズB以上の成長段階のスタートアップが多く登場し、全体の投資金も上昇した。だが、この3社が調達した投資金が全体の50%近く占めている状況で、すぐさま投資環境そのものが回復傾向に向かうと見るのは難しい。実際、投資環境が悪化し、資金調達に苦慮しているスタートアップもある。

 

Viva Republicaが8月最大の資金調達

Toss(トス)の運営会社Viva Republicaが7月の3,000億ウォン(約310億5,200万円)に続き、2,300億ウォン(約238億1,200万円)の資金を追加で調達、5,300億ウォン(約548億7,400万円)のシリーズGを完了した。これは8月最大の資金調達だ。

 

1,000億ウォン以上の投資企業は3社

1,000億ウォン(約103億5,800万円)以上の投資企業が3社あったほか、上半期に減少していたシリーズB以上の成長段階のスタートアップの投資が8月には14社あった。100億ウォン(約10億3,500万円)以上の資金を調達した企業数も7月より増加した。依然、シード投資には多くの資金が流入している。

 

現代自動車がスタートアップ「42dot」を買収

グローバル投資会社も韓国内のスタートアップへの投資を増やしている。現代自動車が自律走行スタートアップ42dot(フォートゥードット)を4,200億ウォン(約434億8,800万円)台で買収した。

 

ユニコーンは1社登場、Tridgeが農業スタートアップとして初

ユニコーンは1社登場した。農業貿易取引プラットフォームのTridge(トリッジ)が500億ウォン(約51億7,600万円)の資金を調達。3兆6,000億ウォン(約3,726億9,400万円)の企業価値が認められ、農業スタートアップとしては初のユニコーンとなった。

 

分野別投資分析

・コンシューマテックに多くの資金

・自律走行の技術を有するモビリティ企業が資金調達に成功

・環境分野でも資金調達が活発

 

 

分野別ではファッションEコマースのスタートアップが長期にわたって大規模投資に成功した中、コンシューマテックに最も多くの資金が集まった。また、自律走行技術を保有するモビリティ企業が韓国内外で資金調達に成功して注目されたほか、環境に優しい素材や電力など環境分野でも資金調達が行われた。

/media/KORIT編集部
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KORIT編集部

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