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注目すべき資金調達、韓国スタートアップ4社:2022年8月|月間スタートアップレシピ

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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

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2022年8月:注目すべき資金調達、韓国スタートアップ4社

 

農業:Tridge 

500億ウォンの資金調達、業界初のユニコーンに

農業データスタートアップのTridge(トリッジ)は、500億ウォン(約50億7,000万円)の資金を調達した。3兆6,000億ウォン(約3億6,500万円)の企業価値が認められ、業界初のユニコーンとなった。2015年に設立したTridgeは、世界の農食品のデジタル貿易プラットフォームを提供する会社として、直接得たデータに基づいて世界の農業、畜産、水産物の取引を仲介している。また、プラットフォームからの注文時に、現地の農場の実査、契約協商、輸送、税金処理など、貿易業務を代行するフルフィルメントサービスを提供している。Tridgeの現在の会員数は約40万人で、全会員の95%以上が海外在住者だ。また、90カ国で現地のフルフィルメントサービスを担当する専任スタッフを雇用している。今回の資金は、海外現地法人の拡大や新サービスの導入に活用する予定だ。

 

◇資金調達現況

投資時期

投資金

投資段階

投資会社

2022.08

500億ウォン

シリーズD

DS資産運用

2021.07

700億ウォン

シリーズC

Forest Partners(フォレストパートナーズ)

2018.04

57億ウォン

シリーズB

ソフトバンクベンチャーズ、 Forest Partners、Activant(アクティバント)キャピタル

2016

30億ウォン

シリーズA

ソフトバンクベンチャーズ

出典:スタートアップレシピ

 

物流・配達:FASSTO

950億ウォンのシリーズC投資を完了

AI物流プラットフォーム企業のFASSTO(ファスト)は、4月の800億ウォン(約81億1,200万円)の投資に続いて150億ウォン(約15億2,100万円)の追加資金を調達し、950億ウォン(約96億3,500万円)のシリーズC投資を完了した。FASSTOは自社が構築した人工知能(AI)・ビッグデータを基盤としたフルフィルメントシステム(FMS)と、物流センター制御システム(WCS)を提供し、スマート物流センターの1等級認証を受けた物流企業だ。FASSTOは最小物量、約定期間など条件なしで誰でも利用でき、アクセシビリティに優れている点が強みだ。昨年1.3万坪規模の龍仁(ヨンイン)第1センターをオープンした後、下半期の売上は上半期比2倍に増加。今年3月には累計会員1万人を突破した。FASSTOは今年5月、龍仁第2センターをオープン。今後、成長をさらに加速化させる計画だ。

 

◇資金調達現況

投資時期

投資金

投資段階

投資会社

2022.08

150億ウォン

シリーズC

Yuantainvest(ユーアンタインベストメント)

2022.04

800億ウォン

シリーズC

VIGパートナーズ、ハナベンチャーズ、SK D&D(エスケーディアンドディー)、新韓ベンチャー投資、KDB産業銀行

2021.04

非公開

シリーズB

KDB産業銀行、SK D&D 

2020

非公開

シリーズA

NAVER(ネイバー)、未来アセット金融グループ、新韓ベンチャー投資

出典:スタートアップレシピ

 

不動産・プロップテック:Build Block

100億ウォンの資金を確保、グローバルな投資プラットフォームの構築目指す

米国の不動産投資サービスであるBuildblock(ビルドブロック)は、100億ウォン(約10億1,400万円)の資金を確保した。Buildblockは、米国の不動産投資に関する情報や各種行政手続きをサポートするサービスを提供している。韓国人の主な関心地域であるカリフォルニア(ロサンゼルス、サンフランシスコ)、ニューヨーク、ニュージャージー、テキサス(オースティン)地域を対象に、目的に応じた商品の仲介と必要なすべての行政サービスを提供している。仲介のほか、リフォーム工事、運用、貸出に必要な手続きを代行している。今年5月の時点で、累計取引額は1,000億ウォン(約101億4,200万円)を超え、上半期は100億ウォン(約10億1,400万円)以上の売り上げを記録し、黒字転換に成功した。Buildblockは、韓国と米国のみならず、多くの国をターゲットにグローバルな投資プラットフォームとして成長することを目指している。

 

◇資金調達現況

投資時期

投資金

投資段階

投資会社

2022.08

100億ウォン

シリーズA

IS Dongseo(アイエストンソ)、CRIT Ventures(クリットベンチャーズ)、Primer Sazze Partners(プライマーサゼパートナーズ)

2021.08

非公開

プレシリーズA

KB Investment、新韓キャピタル、FuturePlay(フューチャープレイ)、Halla(ハルラ)Quantum Ventures Korea(クウォンタム・ベンチャーズ・コリア)

2020.03

シード

シード

新韓キャピタル、Dunamu & Partners(トナムアンドパートナーズ)、ハナベンチャーズ

2019.12

12億ウォン

シード

FuturePlay、Dunamu & Partners

出典:スタートアップレシピ

 

バイオ・ヘルスケア:Careling 

300億ウォンの資金を調達、トータルシニアケアプラットフォーム構築へ

シニアテック企業Careling(ケアリング)が300億ウォン(約30億4,300万円)の資金を調達し、企業価値は1,000億ウォン(約101億4,500万円)以上と認められた。累計資金調達額は360億ウォン(約36億5,100万円)だ。2019年に設立したCarelingは、介護産業の非効率性をデジタル変革によって解決を図っている。サービス開始後の2年間で売上高112億ウォン(約11億3,600万円)を記録。今回の資金を通じて、単一の介護サービスではなく、健康な老後を過ごすための住居、保険、医療、介助などを提供する、トータルシニアケアプラットフォームの構築を目指す。

 

◇資金調達現況

投資時期

投資金

投資段階

投資会社

2022.08

300億ウォン

シリーズA

LBインベストメント、SVインベストメント、DSCインベストメント、コリアオメガ投資金融、KBインベストメント、アジュIB投資、NHベンチャー投資、教保証券、Arkimpact(アークインパクト)、現代投資パートナーズ、Quantum(クォンタム)パートナーズ、HGI、JBインベストメント、メインストリートインベストメント、Bass(ベース)インベストメント

2021

50億ウォン

プレシリーズA

非公開

出典:スタートアップレシピ

/media/KORIT編集部
記事を書いた人
KORIT編集部

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