【2月資金調達現況】韓国スタートアップ:コンシューマーテック分野 月間スタートアップレシピ
この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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コンシューマーテック分野:2023年2月資金調達動向
Eコマースへの投資、低調で推移
ファッション、フード、中古取引プラットフォームなど、Eコマース分野には投資が行われてはいるものの、ここ数年、集まった調達額は大幅に減少している。
GUHADA(クハダ)
80億ウォンの資金調達、今年は黒字化目標
ブランド品流通プラットフォームGUHADA(クハダ)が80億ウォン(約8億1,180万円)の資金を調達し、累積投資額は135億ウォン(約13億6,991万円)を記録した。GUHADAは、欧州のブティックと韓国内のオンラインショップ、ブランド品/ファッションバーティカルコマースをつなぐハブプラットフォームとして2019年に設立した。GUHADAのB2B2C事業は、欧州のブティック -GUHADA- 韓国の大型オファッションモールを連結し、双方向のデータ連動が可能なAPI技術を基盤としている。現在までに欧州の50以上の現地ブティックとAPIデータの連動の直接契約を結んでいる。主な顧客はMUSTIT(マストイット)、tren:be(トレンビー)、BALAAN(バラン)、HANSTYLE(ハンスタイル)などで、昨年の売上高は111億ウォン(約11億2,600万円)を記録。前年比56%増加した。今年は運営の効率化に注力し、黒字化を目指している。
Mr Papa(ミスターパパ)
70億ウォンの資金調達、事業を多角化へ
Mr Papa(ミスターパパ)が70億ウォン(約7億1,000万円)の資金を調達した。Mr Papaは、韓国南東部の慶尚南道(キョンサンナムド)地域をベースとした生鮮食品流通サービスで、産地との直取引で調達した農畜産物を倉庫保管せずに直送するのが特徴だ。流通段階を減らし、オンラインと実店舗を運営。在庫が不足した場合、実店舗から製品を移して管理し、廃棄率も減少させた。設立2年で売上130億ウォン(約13億1,807万円)を達成し、中小ベンチャー企業部(省)のベビーユニコーンに選定された。今回の投資で、物流システムの高度化とM&Aによる事業の多角化に乗り出す。
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