モビリティ分野の韓国スタートアップ3社|月間スタートアップレシピ
この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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モビリティ分野:2022年3月投資誘致動向
韓国内外の大企業、革新技術有するスタートアップに攻撃投資
モビリティ分野のスタートアップ投資のほとんどを自律走行技術のスタートアップが占める中、自律走行の核心技術を保有したスタートアップに、韓国内外の大企業などが攻撃的な投資に乗り出している。これらの企業は共同目標事業を拡大したり、新事業の開発のために協力したりしている。
SOCAR(ソカー)
LOTTE rentalから1,832億ウォン誘致、モビリティエコシステム拡張へ
カーシェアサービスSOCAR(ソカー)がLOTTE rental(ロッテレンタル)から1,832億ウォン(約190億7,500万円)を誘致し、モビリティエコシステム拡張のための成長動力を確保した。昨年末には、全ての移動手段を結合させる総合ストリーミングモビリティ・プラットフォームの構築へ飛躍を遂げると明らかにしている。
シェア自転車elecle(イレクル)の運営会社Nine2one(ナイントゥーワン)とModuparking(モドゥパーキング)を買収、自動運転ソリューションのスタートアップであるRideFlux(ライドフラックス)にも投資して、スーパーアプリへの飛躍を目指している。最近申請したIPO(新規上場)上場予備審査も通過し、IPO推進に弾みがついた。
◇投資誘致現況
StradVision(ストラドビジョン)
ドイツのZFから投資誘致、自律走行認識ソフトウェア部門のポートフォリオ拡張へ
自律走行用AIベースのカメラ認識ソフトウェアを開発するStradVision(ストラドビジョン)がドイツの技術企業ZFから投資を誘致した。ZFはStradVisionの株式6%を取得し、自律走行認識ソフトウェア部門のポートフォリオ拡張のために協力に乗り出す。
StradVisionは2014年に設立後、ドライバー補助システム(ADAS)と自律走行障害物認識ソフトウェアを開発、ライセンス形態で販売している。世界の主要自動車ブランドへのソリューション搭載を目指しており、今回の戦略的投資でZFと協力して自律走行市場を拡大させる計画だ。
◇投資誘致現況
Mars Auto(マースオート)
150億ウォン規模のシリーズA投資誘致
自律走行トラックのスタートアップMars Auto(マースオート)が150億ウォン(約15億6,000万円)規模のシリーズA投資を誘致した。2017年に設立したMars Autoは、貨物輸送用トラック向けの人工知能ベースの自律走行ソフトウェアを開発している。高価な機器なしに、カメラを活用したマシンラーニングモデルを活用、自律走行トラックを実用化した。創業2年で、ソウルから釜山まで5時間30分の完全自律走行トラックの試験走行を成功させている。
◇投資誘致現況
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