【7月資金調達現況】韓国スタートアップ:コンシューマーテック分野|月間スタートアップレシピ
この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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コンシューマーテック分野:2023年7月資金調達現況
Eコマースプラットフォームに大規模な投資
B2Cプラットフォームへの投資は減少したが、ファッションプラットフォームに資金が集中し、Eコマースプラットフォームに大規模な投資が行われた。
MUSINSA(ムシンサ)
2,000億ウォン以上の資金調達、自社ブランドの成長、高評価
MUSINSA(ムシンサ)が2,000億ウォン(約221億2,200万円)以上の資金調達に成功し、企業価値は3兆ウォン(約3,318億4,400万円)半ばと評価された。累積資金調達規模は4,300億ウォン(約475億6,600万円)となった。今回の資金調達は2年ぶりに行われたもので、自社ブランドのMUSINSA STANDARD(ムシンサスタンダード)の成長などが高く評価された。MUSINSAは今回の投資金をMUSINSA STORE(ムシンサストア)、29CM、soldout(ソールドアウト)などMUSINSAのサービスの競争力向上、収益性向上のためのブランド投資に使用する。新たな成長力確保のための新事業の買収・合併にも積極的に取り組む計画だ。
Rapport Labs(ラポートラボ)
340億ウォンの資金調達、AI利用したサービスの開発など計画
40~50代の女性向けオンラインショップ「Queenit(クイーンイット)」の運営会社であるRapport Labs(ラポートラボ)が340億ウォン(約37億6,100万円)の資金を調達した。累積資金調達額は700億ウォン(約77億4,600万円)に達した。2020年9月に開設した「Queenit」は40~50代をターゲットにし、現在、NICE CLAUP(ナイスクラップ)、Balencia(バレンシア)、SHESMISS(シスミス)など、1300社以上の企業が出店している。累積ダウンロード数は540万、今年3月からは月間黒字を達成している。今回の投資金で出店ブランドの広報支援、デザイナーブランドの発掘、新規分野の拡大とAIを利用した推薦サービスの開発などを進める計画だ。
WAD(ワド)
300億ウォン規模のシリーズC資金調達、サービス高度化へ
リアルタイムレストラン予約プラットフォーム「catchtable(キャッチテーブル)」の運営会社WAD(ワド)が300億ウォン(約33億2,000万円)規模のシリーズC資金調達をし、累積投資額は700億ウォン(約77億4,600万円)となった。catchtableは地域、メニュー、レストラン名、価格などで希望するレストランを検索することができ、日付、時間、人数を入力するだけで、ミシュランレストランからファインダイニングまで様々なレストランの予約が可能だ。2016年に設立したWADは、B2B予約サービスから始まり、2020年にリアルタイムレストラン予約サービスを開始。最近、リアルタイム待機サービスも始めるなど事業領域を拡大させている。月間アクティブユーザー数は300万人を超え、提携加盟店は7000店を突破した。WADは今回の資金調達でサービスを高度化し、キオスクやテーブルオーダー分野での新しいモデルの立ち上げと、グローバルバージョンの拡大などに注力する計画だ。
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