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【2024年6月】韓国スタートアップ資金調達まとめ

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【2024年6月】韓国スタートアップ資金調達まとめ

韓国の注目すべきスタートアップの資金調達状況を、月ごとおよび分野別に詳しく取り上げます!

🧠ソフトウェア:Twelve Labs

設立:2021年

分野:映像分野の超巨大AIモデル

HP:https://www.twelvelabs.io/

700億ウォンの資金調達、超巨大AI映像言語生成モデルのアップデート版発表へ

映像分野の超巨大AIモデル開発会社Twelve Labs(トゥウェルブラボ)が韓国内外の投資会社から700億ウォン(約80億3,000万円)の資金を調達した。2021年に設立したTwelve Labsは、神経言語プログラミング(NLP)を通じて映像の中から特定の場面を見つけることができるサービスを提供している。昨年、韓国のスタートアップとしては初めてNVIDIA(エンビディア)から投資を受けた。今回の資金調達をもとに3月に発表した超巨大AI映像言語生成モデルであるペガサス-1(Pegasus-1)と、マルチモーダル映像理解モデルであるマレンゴ2.6(Marengo 2.6)のアップデート版を毎月発表する予定だ。

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💊バイオ/ヘルスケア:WELT

設立:2016年

分野:デジタル治療機器

HP:https://www.weltcorp.com/

140億ウォンの資金調達、グローバル展開を加速化へ

デジタル治療機器開発会社のWELT(ウェルト)が140億ウォン(約16億円)の資金を調達し、累積280億ウォン(約32億1,200万円)を確保した。サムスン電子から2016年にスピンオフしたWELTは、スマートベルトの開発から始まり、デジタル治療剤の開発企業として事業を拡大した。WELTが有する不眠症デジタル治療機器「SleepQ(スリープキュー)」は、昨年4月に食品医薬品安全処(庁)の許可を受け、このほど韓国で処方が始まった。ドイツを皮切りに、グローバル進出も進める。ドイツでは臨床の準備を進めており、調達金でパイプラインの研究開発、グローバル展開を加速させる計画だ。

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🤖製造:Polaris3D

設立:2018年

分野:自律ロボット

HP:https://ereon.kr/

150億ウォンの資金調達、AI自律ロボットプラットフォームの拡張性認められる

自律ロボット専門のPolaris3D(ポラリススリーディー)が150億ウォン(約17億2,000万円)の資金を調達し、累積調達額210億ウォン(約24億円)を突破した。2018年に設立したPolaris3Dは、独自に開発した自動運転技術を商用ロボットに適用した。中核技術である自律走行ソリューション「KEPLER(ケプラー)」を基盤に、サービングロボット、配送ロボット(デリバリーロボット)、自律移動ロボット(AMR)、物流ロボットなど、AI自律ロボットプラットフォームの拡張性が認められ、今回の資金調達に成功した。技術力で部品コストを削減し、中国製ロボットの半分レベルの価格競争力を確保した。今年、北米、南米、東南アジア、欧州など様々な国に本格的な輸出を行う予定だ。

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💰フィンテック:Paywatch

設立:2019年

分野:給与前払いサービス

HP:https://www.paywatch.co.kr/

200億ウォンの資金調達、既存サービス高度化へ

給与前払いサービスPaywatch(ペイウォッチ)が韓国内外の投資会社から200億ウォン(約22億9,400万円)の資金を調達し、累積400億ウォン(約45億8,700万円)を確保した。Paywatchは、労働者に給与日前にリアルタイムで給与を支払う前払い支給サービスを提供している。ローンを組むのが難しいギグワーカーらは、給料日を待たずに給与の50%まで無利子で給料を受け取ることができる。韓国のほか、マレーシア、フィリピンなどでサービスを展開している。韓国内ではOUTBACK STEAKHOUSE(アウトバックステーキハウス)、KTグループなど、海外では、SHANGRI-LA(シャングリラ)グループ、Lotus(ロータス)、ウォルマートなどがサービスを導入している。Paywatchは今回の資金調達で既存のサービスを高度化し、東南アジアに事業を拡大する計画だ。

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🏙️不動産/プロップテック:xpanner.

設立:2020年

分野:建設テック

HP:https://www.xpanner.com/

150億ウォンの資金調達、自動化施工ソリューション事業推進へ

建設テックスタートアップのxpanner.(スパナー)が150億ウォン(約17億2,000万円)の資金を調達し、累積270億ウォン(約30億9,600万円)を確保した。2020年に設立したxpanner.は、自社開発したロボティクス自動化コントローラーを活用し、遠隔制御が可能な通信モジュール「マンゴスチン」を提供している。今回の資金調達を機に、自動化ソリューションを様々な形で提供し、自動化施工ソリューション事業も推進する計画だ。

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♻️環境/エネルギー/持続可能性:LD carbon

設立:2017年

分野:原料再生

HP:https://ldcarbon.co.kr/#2page

400億ウォンの資金調達、資源循環・熱分解技術を利用した設備の構築計画

廃棄物処理・原料再生企業のLD carbon(エルディカーボン)が400億ウォン(約45億8,900万円)の資金を調達した。2017年に設立した同社は、廃タイヤの熱分解技術を活用して再生カーボンブラック(rCB)と熱分解油(Pyrolysis Oil)を生産している資源循環企業だ。カーボンブラックはタイヤ産業において重要な材料で強化剤、着色剤として使用されている。南東部の慶尚北道(キョンサンプクト)・金泉(キムチョン)市の工場で年間7,000トン以上の再生カーボンブラックを生産しており、主要タイヤメーカーやゴム製品メーカーなどに供給している。LD carbonは今回の調達金をもとに、資源循環・熱分解技術を利用した新規設備を構築する計画だ。

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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

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/media/KORIT編集部
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KORIT編集部

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