【2024年5月】韓国スタートアップの資金調達TOP15&現況まとめ
【2024年5月】韓国スタートアップの資金調達TOP15&現況まとめ
毎月、韓国スタートアップの資金調達トップ15とその現況を詳しくお届けします。注目すべき韓国スタートアップの最新のトレンドをチェックしてください!
韓国スタートアップ資金調達TOP15
2024年5月の韓国スタートアップ現況
💰投資金(4,601億5,000万ウォン)、投資件数(82件)とも前月比増
5月は投資金、投資件数とも増加した。上半期を上昇傾向のまま締めくくる可能性が高まっている。投資金は4,601億5,000万ウォン(約525億2,200万円)で前月より37%増となった。投資件数は82件で前月(79件)より若干増えた。前年同月には及ばなかったが、上昇の基調は続いている。
🤖最も多い資金を確保したのはAI半導体のDEEPXで1,100億ウォン
5月には1,000億ウォン(約114億1,400万円)規模の投資があった。AI半導体のDEEPX(ディープエックス)が1,100億ウォン(約114億1,400万円)を調達し、最も多い資金を確保した。また、プロップテックのCupix(キューピックス)が260億ウォン(29億6,700万円)、エネルギー貯蔵装置を手がけるSTANDARD ENERGY(スタンダードエナジー)が250億ウォン(約28億5,300万円)を調達し、今月の資金調達ランキングの上位に入った。分野別では、ソフトウェア分野に最も多くの資金が流入し、これに宇宙分野、製造分野が続いた。投資の停滞が長く続いていたが、プロップテック分野でも大きな投資金が流入した。一方、コンシューマーテック分野は資金調達の上位圏から毎月遠ざかっている状況だ。
💡一部の企業に投資が集中する両極端な状況続く
1,000億ウォン(約114億1,400万円)台の投資が2ヶ月連続でみられたが、投資の1位と2位の差が大きく、依然として上位の企業に投資が集中する両極端の状況が継続している状況だ。ただ、5月にはシリーズB以上の成長段階の投資の件数が20%近くを占め、投資状況に肯定的な影響を与えている。
💡投資先の見極め慎重
5月も極初期投資会社やアクセラレータの活動よりも、金融圏や成長段階のベンチャーキャピタルの投資執行がより活発な状況で、可能性が保証された企業に投資する傾向がみられた。
💡グローバル投資会社の投資は低調
グローバル投資会社では、韓国で活動する500 Global、Altos Ventures(アルトスベンチャーズ)などの投資は続いているが、新しい投資会社の登場は少ない。
この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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