企画記事 2024.02.15

【12月資金調達現況】韓国スタートアップレシピ：メディア・コンテンツ分野｜月間スタートアップレシピ

月間スタートアップレシピメディアウェブトゥーン XR エンターテインメント IPO 資金調達

この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피）」が発行する「月間スタートアップレシピ（월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

メディア・コンテンツ分野：2023年12月資金調達現況

LOCUS（ローカス）

240億ウォンの資金調達、IPOへ

3Dアニメ制作・配給会社のLOCUS（ローカス）が240億ウォン（約27億円）の資金を調達し、IPOに乗り出す。2009年に設立し、ハリウッドレベルの3Dアニメーションを制作。年間約450本、現在までに4,000本に上る広告コンテンツのほか、ゲームシネマティック約70本を制作したVFX力で市場において認知度を高め、3Dアニメーション中心のCGI(Computer-GeneratedImagery)スタジオに成長した。代表作には、ウェブトゥーンをドラマ化した「ユミの細胞たち」などがある。グローバルアニメの制作会社として飛躍する一方、アニメーション映画「すずめの戸締まり」に共同出資・配給し、配給事業にも進出した。

OLIM PLANET（オーリムプラネット）

120億ウォンの資金調達、新市場拡大へ技術開発

イマーシブテックOLIM PLANET（オーリムプラネット）が120億ウォン（約13億5,000万円）の資金を調達し、累積300億ウォン（約33億7,500万円）の投資金を確保した。2015年に設立したOLIM PLANETは、3Dコンテンツを楽しむことができるXRベースの没入型コンテンツポータルで、主要製品であるELYPECS（エリペクス）をサービスしている。ELYPECSを通じ、不動産、建設、コマース、エンターテイメント、博覧会、美術展示など様々な分野で没入型3D仮想空間インフラを構築することができる。投資金は様々なパートナーとの戦略的提携、新市場拡大のための技術開発などに活用する予定で、2024年内のIPOも準備している。