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【1月資金調達現況】韓国スタートアップレシピ:車両・モビリティ分野|月間スタートアップレシピ

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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

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車両・モビリティ分野:2024年1月資金調達現況

STRAD VISION(ストラドビジョン)

420億ウォンの資金調達、世界の主要自動車ブランドへのソリューション搭載目指す

STRAD VISION(ストラドビジョン)が自動運転分野の3大企業の一つであるAptiv(アプティブ)から420億ウォン(約47億1,400万円)規模の資金を調達した。2014年に設立したSTRAD VISIONは、自動運転用のAIベースのカメラ認識ソフトウェアを開発している。STRAD VISIONが有するAIベースの客体認識ソフトウェアであるSVNETは、最小限の演算と電力消費で客体を認識し、様々なプラットフォームに搭載できる互換性を備えているのが特徴だ。運転者補助システムADASと自動運転物体認識ソフトウェアライセンスの形で販売しており、世界の主要自動車ブランドへのソリューション搭載を目標としている。

VINSSEN(ヴィンセン)

150億ウォンの資金調達、グローバル超大型船会社などとのプロジェクト実施へ

環境にやさしい船舶メーカーVINSSEN(ヴィンセン)が150億ウォン(約16億8,400万円)の資金を調達した。2017年に設立したVINSSENは、造船・海洋産業分野で15年以上の実績を持つチームで構成されており、船舶用燃料電池システム、環境にやさしい電気・水素ハイブリッド小型船舶の開発に注力している。VINSSENが保有する海上用燃料電池モジュールは、環境にやさしい水素燃料電池推進船舶の推進装置はもちろん、船舶内の各種補助装置に必要な電力を生産する一体化したシステムだ。高分子電解質燃料電池(PEMFC)を適用し、環境にやさしい小型船舶に適しているのが特徴だ。VINSSENは今回の資金調達を通じて船舶エンジンを水素燃料電池に転換するための技術力を強化し、グローバル超大型船会社、エネルギー企業と共に液化水素運搬船や原油運搬船に燃料電池を適用するプロジェクトを実施する計画だ。



/media/KORIT編集部
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KORIT編集部

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