ベンチャー投資酷寒期にベンチャーキャピタルも揺れる...M&A市場に続々と売りに
ベンチャー投資酷寒期にベンチャーキャピタルも揺れる...M&A市場に続々と売りに
ベンチャー投資の酷寒期が長くなり、スタートアップはもちろん、ベンチャーキャピタル(VC)業界も揺れている。ファンド組成に失敗し、資本金を忘れて制裁を受けるVCが増える一方、M&A市場に売りに出される事例も相次いでいる。
11日、VC業界によると、最近VCのA社はM&A市場に売り出された。運用資産(AUM)は約2,000億ウォン(約231億1,800万円)水準だ。ポートフォリオも多様で、買収すれば回収益も出せる会社だとの評価だ。
今年初めから市場に売り出されたNPX Ventures(エヌピーエックスベンチャーズ)は、UTC Investment(ユーティーシーインベストメント)のキム・セヨン元代表が率いるG&P Investment(ジーアンドピーインベストメント)が買収した。先月、株式100%を約20億ウォン(約2億3,000万円)で買収した。NPX Venturesは、俳優Clara(クララ)さんの夫であるNPXグループのサミュエル・ワン代表が率いるVCとして知られている。
G&P Investmentのキム・セヨン代表は「最近、良い条件でオファーを受け、買収した」とし、「チームセッティングを終え、年内にファンドレイジングを開始し、半導体、素材、部品、設備などの産業に投資する計画だ」と話した。
売りに出されたVCが新興のVCであることも買収の魅力を高める要素だ。韓国ベンチャー投資は今年、ファンド・オブ・ファンズのルーキーリーグの支援資格を設立3年から5年以内、AUMは500億ウォン(約57億7,800万円)から1,000億ウォン(約115億5,600万円)まで緩和した。NPX Venturesも2021年10月に設立し、ルーキーリーグに応募する時間が2年ほどある状況だ。
あるVCの幹部は「経営が困難な新興VCを買収しても、ルーキーリーグに応募する時間は十分にある」とし、「最近は審査役のトラックレコードを重視しており、ルーキーリーグも多く減った状況だ」と説明した。
実際、流動性が豊富な時期に乱立したVCも昨年から大幅に減少した。今年、起業投資会社のライセンスを受けたVCは5社だ。△2020年20社△2021年38社△2022年42社と増えたが、昨年(19社)から急減した。
VC業界の再編はさらに激化する見通しだ。今年、資本不足に陥ったVCは5社に上る。2020年2社△2021年4社△2022年6社△2023年8社と毎年増加している。1年間投資を行わず、事実上、休業状態になっているVCも増えている状況だ。
別のVC業界関係者は「事実、VC業種は参入障壁が高い産業だ。良い企業を発掘するためのネットワークと株式状況、取引所の審査など、外部変数に対応する能力などが必要だ」とし、「特に、韓国は共済会、金融業界など機関投資家のプールも少なく、VCの資金調達競争が激しい。トラックレコードの良いVCに資金が集まっているため、新興VCの苦労は大きくなるほかない」と話した。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024071014580792581
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